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* あとがき *
この度は【地獄への道は善意で舗装されている(以下、地獄舗装or本作)】をご拝読いただき、誠にありがとうございました!
そして、初めまして、こんにちは! 作者のヘタノヨコヅキです!
ここより、あとがきとなります! 本作に対する思いや気持ちなどをしたためさせていただきたく存じますので、お付き合いいただけますと嬉しいです!
そして、終盤には今後の地獄舗装や次回作についての告知も挟んでいます! よろしくお願いいたします!
※このあとがきを読み返してみると、なかがきに比べて真面目すぎる気がするので、面白味はないです! スミマセン!
先に、お礼を一言。
連載開始から1年と2ヶ月もの間、1日も欠かすことなく毎日の更新を続けられましたのは確実に皆様のおかげです。
連載を始めたのは、昨年の6月1日。なかがきにも書いたのですが、まさか1年以上も連載できる(する)とは思っておらず、自分が一番驚いております。
毎日1ページ(序章~1章と、7章の数日だけ2ページ)更新という、キャラクターの関係性や物語そのものが一歩ずつ進んでいく連載にお付き合いいただき、そして反応や感想をいただけて、本当に本当に励みとなりました!
今までお付き合いいただき、誠にありがとうございました!
感謝してもし尽くせません! 本当に、ありがとうございました!!
……えっ。私、召されるのか?!(召されないよ~っ!)
さて、ここから本作に対して私が思うことなどを書いていきます!
全然立派なことは書かないので、薄目に『ほーん?』という気持ちでお読みいただけるor読み飛ばしていただいて構いません! 私が! ただ! 語りたいだけですから!!
先ずは、山吹緋花(本作の主人公、受け)について。
ご存知の方はご存知なのですが、私は【可愛い受け】が大好きです! 見た目という意味では当然ながら、言動や内面などがプリティーキュートな子が大好きです!
山吹は見た目の可愛さズバ抜け(訳:ヘタノヨの好み)です。表紙イラストをご依頼する際、私が『可愛い』と思う要素をバチバチにオーダーしました。照れ照れ。
そんな山吹ですが、作中で桃枝が言っている通り【面倒くさい男】です。
変なところでポジティブなくせに、基本的にはネガティブでひねくれ気質。ワガママで、自分の感情を上手にコントロールできない面も多々ありました。
ですが、自分はそんな【人間くさいキャラクター】が大好きです。
人間、誰しも他者から見たら面倒な部分があると思います。自分にもあります。例えば、職場のデスクに置いておいたボールペンの位置が勝手に動かされていると「犯人誰や!」と言ったり、引き出しの中に入れているクリアファイルの順番が変わっていたら「犯人誰や!」と言ったり、経理伝票のミスを見つけて「犯人誰や! ……俺や!」と言ったり。
……なんかいつも、犯人捜ししていますね。疑われた上司や後輩は堪ったものじゃないです。己のテリトリーをメチャメチャ気にしていて、いつもごめんなさい。気になるんです、己のテリトリーを侵された経緯が。
……いや開幕早々に話が脱線しとる! 失礼いたしました!
とにかく、人間誰しも【己の中で許せない部分、認められない部分、変えられない部分】というものはあると思います。
中でも、山吹は【思い出とトラウマ】を根幹に動いてしまう節がある子です。まさに【己にしか分からないもの】ですよね。
当初の構想では『山吹のトラウマは見事払拭! 綺麗サッパリ吹っ切れて、ハッピー大団円!』というエンディングも考えなくもなかったです。
ですが、地獄舗装はそんなに綺麗な物語ではありません。私が書きたかったのはそういうお話ではなく【人間臭さの中で足掻いて暴れて引きずって、それでも前に進むお話】でした。
あと、正直『トラウマって払拭できないからトラウマなのでは?』と思う私もありにけりです。
私事ですが、実は地獄舗装の連載中に自分は車で事故(?)を起こしまして。もう半年以上経ったのですが、今でもその道を通るとメチャメチャ怖いです。
※私は無傷です! 私の車だけが入院(修理)しましたが、皆様、事故には本当にお気を付けください!!!
そんなこともあり『マジのマジ、大マジで、トラウマって簡単に消え去らないなぁ』と痛感したのでより一層、本作のエンディングはあんな感じになりました。
勿論、トラウマを払拭して笑顔で明るい綺麗なお話も私は大好きです! 爽快感? 幸福度指数? そんな感じのものが半端ないので好きです!
ただ、地獄舗装はそういう物語ではないので。読後に『望んでいた結末と違う!』となってしまったら、すみません。オススメのアニメをお伝えするので、どうか、どうか……。
次に、桃枝白菊(本作の主人公、攻め)について。
世間一般に言われる『いい男』とは違うのかもしれませんが、私の中ではメチャメチャ【いい男】です。
人間、いい面を持っていても周りからは欠陥の方が多く指摘される気がします。
桃枝はまさしくそんな感じで、普段の言動がアレすぎるので当然ではありますが、周りからは『怖い、嫌な奴』と思われまくりです。
でも、私は好きです。なぜなら私は、相手の悪いところを見つけても素直に指摘してあげられないからです。
桃枝の言い方はアレすぎますが、本気で相手を想っていないと指摘や注意ってできないと思うんですよね。ちょっとアレですが(なんでも『アレ』で済まそうとすな!)。
それと、推したいのはココ! 桃枝は、とにかく優しいです!
他人の痛みや傷って共感しにくいものが多いと思うのですが、桃枝は百パーセントの理解ができないと分かっていても、理解しようとしてくれます。こんな人間、メチャメチャいい奴やん……。私はそう思います! えっ、親馬鹿かなっ? ソンナー。
私が桃枝を生み出して伝えたかった……というほど大それたものではないですが、とにかく私が表現したかったのは【寄り添ってくれる人間は絶対にいる】ということです。
前述した山吹の面倒くささですが、それは山吹が好きで会得した個性ではありません。
育った環境、過ごした場所、関わった物事、その他諸々。なんやかんやあって、人物は構築されていきます。己の意思や希望とは無関係に。
そんな世界で、己が望んでもいないのに困ったさんになって苦しんでいる人がいるとしたら。それでも理解をして、仮に理解ができなくてもそばにいてくれる人はいる。寄り添ってくれる人は絶対にいるはずだ。
勿論、そうなるには自分の努力も必要です。相手にだけ求めるのではなく、望むのならば自分も応えろ。……私が書きたかったのは、泥臭くも綺麗なお話だったのかもしれません。
……あれっ? 結局、綺麗な話が書きたかったのか?! なんという矛盾! 実にインタレスティングッ!
とにもかくにも強引にまとめますと、私が書きたかったのはまさに山吹と桃枝の関係性です。
桃枝の優しさを当たり前だと思うな! 山吹は可哀想だが、山吹も頑張れ!
あと桃枝も山吹の優しさに甘えるな! 桃枝は優しいが、でも足りない部分は頑張れ!
文字書きのくせして、言葉で伝えるのが上手じゃなくてすみません。だから物語を書いているのでしょうね、自分は。
そんなこんなで私の気持ち、本作を通して伝わりますかね。伝わっていると嬉しいな。
はてさて。山吹もそうですが、桃枝はキャラ属性パラメーターを振り切ってみました。なので少々クセのある子ですが、それでも根幹にある優しさとかを見つけて愛していただけますと幸いに存じます。
本当はもっと書きたいこととか伝えたいこと、なんなら黒法師と青梅のことも書きたかったのですが、気付けばこのページだけで3千文字数を突破しそうで震えています!
なので、ここより先は告知と締めとお礼になります!(強引グ マイ ウェイ!)
先ずは、今後の地獄舗装について!
これより毎日1ページずつ、番外編を更新します!
更新時間は今までの本編連載の時間とは変わり、毎日20時頃の更新となります!
10ページ(10日)以上の連載となりますので、よろしければまだまだお付き合いいただけますと嬉しいです!
尚、Fantia様というサイトで(無料会員登録が必須となりますが)地獄舗装のSSをいくつか公開しています&今後も公開していく予定です!
そちらのサイトでは1ページ完結の短いお話を思いついたらポンポコ公開している&していく予定ですので、見ていただけると嬉しいです!
※規約上、他サイトのURLを貼って誘導するのはよろしくないっぽいので、こちらにリンクを貼り付けられなくてすみません!
次に、次回作について!
こちらの あとがき 掲載後の翌日から、新作を連載し始めます!
ジャンルは【現代ファンタジー】です! 正直、ファンタジーものの長編連載は初めてなので心臓バックバクです! 楽しみと不安! 頑張れヘタノヨコヅキ!
だらしない面はあるものの明るい青年×行き倒れていたミステリアスな悪魔 というカップリングです! ……えっ? より詳しいキャラ設定? それは本編を読んでいただきたいですっ! はいっ!(素直)
1章目は毎日2ページ(2回)更新する予定ですので、お付き合いいただけますと嬉しいです!
先行でタイトルをお伝えします! いやなんの得にもならないと思いますが!
次回作のタイトルは【未熟な悪魔を保護しました】です!
※個人的な略称は【未な保護】です! 呼んでやってください! 私が喜びます!
地獄舗装とは違い、シリアスよりはコメディ色の強いお話となる予定ですので、興味を持っていただけましたらお付き合いください! お待ちしております!
それでは、締めです!
あとがき含め、ここまで地獄舗装にお付き合いいただきありがとうございました!
本編としては完結いたしましたが、今後も番外編やちょっとしたSSなど、地獄舗装という作品を書き続けます!
これからも本作を応援していただき、さらには愛していただけますと幸いに存じます!
それでは、本当にありがとうございました!
ご拝読してくださった皆様! 愛しております!!
令和6年8月6日
結局4千文字近く語っている自分に驚愕必至なヘタノヨコヅキ
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