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14話 ※玩具、指

 これで諒馬の方も大分ノリノリで仕事をしているのかもしれない。  諒馬の方は細い玩具を中に挿れて玩具を振動し始めたのだが、玲音の方は本当に楽しそうにというのかカメラ目線になると中に挿れる前にその男性のモノに似せた玩具を舌先を使って舐め始めるのだ。 「これ、京平さんのに似てるかしら?」  そう腰を振りながら、その玩具を舐める姿は視聴者も京平事も誘っているようにも思える。 「これを、私の中に挿れたらいいんですよね?」  そう言うと、自然と足を開き、自分で後ろの蕾を二本の指を使って広げるのだ。  きっとそこは視聴者にはモザイク等が掛かっていて見れてない所なのかもしれないのだが、京平はそれが分かっているからなのか、 「そこを指で広げたら、玲音ちゃんの中はピンク色なんだねぇ。 しかも、ソコがもうピクピクってしれてるのー? もう、ガンガンに私のを期待してくれちゃってるって事かな?」 「え? あ、うん……それも、そうなんだけど……この玩具にだって期待してるんだからね……ここにコレを挿れたらって思うだけで、腰と中が疼いてくるー!」  本当に玲音の方はネコとして、色々な誘うという術を知っているのか、もう下手をすると玲音の言葉や声だけでもイけてしまう人もいるだろう。 そこは諒馬の方が不利な所かもしれないのだが、元々諒馬の方はタチなのだから仕方がないだろう。 「じゃあ、そろそろソレをソコの中に挿れちゃったら?」  そう視聴者にも聞こえるようにではあるのだが、玲音の耳側でその言葉を囁く京平。 「え? あ……」  その京平の言葉に顔を真っ赤にする玲音。 だってそうだろう。 本当に玲音の場合には京平の事が好きなのだから、京平の言葉にたまに本気で顔を真っ赤にさせているという事だ。 「それとも、私が君の中に指を挿れて上げようか?」 「でも……それは、流石に諒ちゃんに悪いし……」 「なら、二人の中に私の指を挿れて上げるっていうのはどう?」  その京平の意見に、玲音は京平の瞳を目を丸くして見つめる。 そして玲音の方はその京平の意見に怒ると思いきや、気持ち的にニヤリとしたような表情をすると、 「じゃ、京平さん……京平さんの指を諒ちゃんと私の中に挿れて下さいよ……」  その玲音の言葉に今度目を丸くしたのは諒馬だ。  諒馬からしてみたら、いきなりの言葉に付いて行けてないのかもしれない。  京平は玲音からそう承諾を得ると、玲音と諒馬を真っ正面へと向かい合わせに座らせ、その間に京平は体を置くと、諒馬の方には細い玩具が入ったまま指をも中に挿れて行き、玲音の方はまだ玩具を中に挿れてない状態で指を中へと挿れて行くのだ。

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