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21話 ※玩具

「ふぅ……ん……」  それだけでも玲音の場合には色っぽくて可愛い声を上げる。 そこは演技なのか本当なのかは分からないのだけど。 「どうする? 玲音ちゃん……スカートまで捲って、見えるようにしてもいい?」 「……え? あ、あー……それは……」  こう恥ずかしがるような演技で言う玲音。 たまにはそういう所を視聴者に見せた方がいいと思ったのかもしれない。 「ふふ……また、それも、玲音ちゃんの可愛い所だよねぇ。 でも、こういう事はさ、恥ずかしい事ではあるけど、気持ち良くなっちゃった方が本当はいいんだからね。 人に見せる事で気持ち良くなってしまう人もいるんだからさぁ」  その京平の言葉に少し考えているのか、玲音は四つん這いのまま顔を俯けていたのだが、少し京平の方へと顔を向け、 「じゃあ……いいよ……」 「……って、事は、もう、玲音ちゃんのスカートを捲ってもいいんだよね?」 「え? あ、うん……そう……」  とそこは可愛く恥ずかしそうに俯き加減で言うのだ。  こういう仕草も視聴者からしてみたら、萌えポイントの一つなのかもしれない。  人間というのは何億人といるのだから、人それぞれに違うもんだ。 だから人によっては萌えなポイントは違うもんだろう。 だがそういうのが好きな人だっているのは普通な事だ。  京平の方はそう言いながら、ゆっくりと玲音のスカートの裾を捲る。  その瞬間だって案外人によってはドキドキな瞬間なもんだろう。  ゆっくりと捲られた先には、玲音の白くて気持ち的に丸くスベスベとしてそうな双丘だ。  普通、男性のソコというのは、女性と違ってペッタリとしているもんなのだが、玲音の場合には女性までもいかないまでも気持ち的に丸く可愛く見える。 そこもこのゲイビ俳優の中で人気の一つなのかもしれない。 「玲音ちゃん……もう少し足開いてくれないかな? 閉じたままでは、なかなかこの玩具を挿れる事が出来ないのだけどなぁ」 「え? あ……そ、そうなの!? でも……足を開くって……何だか、恥ずかしいんだけど……」 「そうなのかもしれないけど、だって、今日の玲音ちゃん達は私の事を楽しませてくれるんじゃなかったのかな? 確か、そういう目的で私の所に来てくれたんだよね?」  確かにそうだ。 京平の言う通りでもある。 最初に設定していたのを忘れていたのか、玲音は一瞬目を丸くすると、再び演技を始める。 「そうだったよねぇ……忘れてた……。 確か、今日は京平が私達のどちらかを選ぶって事だったんですもんね」 「だから、今日は、どっちが可愛く色っぽく私の事を誘えるか? だと思うのだけど……」

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