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20話 ※玩具

 もしかしたら今日はある意味、諒馬は京平にネコとしてテストさせられているのかもしれない。  確かに、当初入った時、諒馬というのはタチとして入って来たのだが、この仕事をし始めてからはネコの方も経験している。 それも今日で数回目で、しかも今日の諒馬というのは最初っからネコの立場だ。 「諒ちゃんは本当にコレを諒ちゃんの中に挿れて欲しいのかな? それだったら、もっとおねだりしないとねぇ? ま、今は玲音ちゃんが諒ちゃんの事を押さえていて体は動かせないようだけど……あ! そうだ! 玲音ちゃん、そうやって諒ちゃんの事を押さえているの大変でしょう? だったら、こう足を開かせたままで足を拘束しちゃえばいいんじゃないのかな?」  その京平の言葉に玲音はパンッと手を叩くと、 「それ、いいねっ! 確かに私の腕も疲れて来てたし、私的にも中に玩具とかって挿れて欲しかったしねぇ」  そう言うと、玲音は諒馬の足を拘束するような道具を持って来て、 「私、これの付け方、分からないから京平さんが付けて上げてよー」 「そうだねぇ。 多分、これの使い方を知っているのは私だけなのかもしれないから、今日は私が諒馬君に付けて上げようかな?」  そう言って京平は諒馬の背後へと回ると、諒馬の太腿へとそれを付け、さっき玲音が足を開かせていたように足を開かせる状態でその道具を付けるのだ。 「それでもって、後ろ手に手錠なんていうのもいいのかもね……。 これで、諒ちゃんは身動き取れないっていう訳だ。 玲音ちゃんもやって欲しいんだったらやってあげるけどー!」 「ん、んー、私はいいかな? 人と同じのをやったって面白くないじゃない? だったら、私は他ので気持ち良くなりたいかもー!」  その玲音の言葉に京平は納得したのか、 「じゃあ、玲音ちゃんは他ので気持ち良くなるって事でいいんだねぇ」  当初の目的は何処に行ってしまったのであろうか。 これでも京平が二人のどちらかを選んでいるというのなら、これもアリなのかもしれないのだが。 「じゃあ、玲音ちゃんはどんな事をしてみたいの?」 「え? んじゃあねぇ、さっきのでいいよ……。 京平さんが私の中に玩具を挿れて行くっていうのでさ」 「……んじゃあ、玲音ちゃんの中にも挿れるけど、諒ちゃんの中にも拘束した状態で挿れる事にしようか?」  その京平からの提案に玲音は頭を頷かせると、さっきのように四つん這いの状態になって京平の方へと双丘を向け、 「これで、玩具挿れやすくなった?」 「うふふ……玲音ちゃんの場合、本当に文句無いよ……」  そう言うと京平はその玲音の双丘を撫でるのだ。

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