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26話 ※

「きょ、京平さん……ん……気持ちいいから……」  そう玲音の場合には四つん這いの状態から京平がいる背後の方へと視線を向け、瞳を潤ませながら京平の事を見つめるのだ。 「ふふ……快楽で潤んだ瞳って……いいよねぇ。 玲音ちゃん的にはもっとして欲しいって事なのかな?」  その京平の言葉に玲音は一瞬考えたものの、 「うん……私は京平さんにね、いっぱい、して欲しいんだけどなぁ」  京平は玲音のある言葉に気付いたのか、 「何をいっぱいして欲しいのかな? 口があるんだから、言ってくれないと分からないんだけどな」  きっとそこは京平からしてみたらわりと意地悪な事を言っているのであろう。 それと玲音がどういう風に答えるのか、というのを確かめているのかもしれない。 「え? だって、私からしてみたら人とこういう事やるのは初めてで……だから、いっぱいして欲しいっていうのは、何をって言われちゃうと分からないかな?」  その玲音の言葉に京平の方は納得したのか、 「確かに、そうだったね……じゃあ、私がやりたいようにやったらいいのかな?」 「え? ……あ……多分?」  本当に玲音の場合のは演技なのであろう。 わざと詰まらせるように答えているのだから。 「じゃあ、本当に色々な事を玲音ちゃんにしちゃおうかな? 先ずは中を指で? あ!」  そこで京平はパンッ! と手を叩くと、 「そうだ! じゃあ、どうせなら今日は二人共っていう事なんだし、男の夢みたいな事をしてもいいかな?」  その京平の言葉に、玲音もなのだが諒馬も目を丸くしているようにも思える。  きっと今の京平の言葉に二人共反応しているという事だろう。  しかし今の京平の言葉というのは、どういう意味なんだろうか。  すると急に京平は諒馬の中に入っている玩具を一気に抜いてしまうのだ。 「ちょっ! はぁああん!」  思わず腰と声が上がってしまった諒馬。  本当に玩具や指を一気に抜かれると、甲高い声みたいなのが思わず出てしまうもんだ。  そこに京平はにやりとしながらも、 「もう少し、諒ちゃん私の方に来てくれないかな?」  その言葉に諒馬も玲音の方もハテナマークの状態のようで、未だに目をパチクリとさせていた。  一体、京平は何をしたいのであろうか。  諒馬は京平に言われた通りに京平の近くにまで体を持って行くと、 「ま、この辺で大丈夫かな?」  と京平の方は更に楽しそうに思える。  何だか何をされるのか分からないでいる、玲音や諒馬は気持ち的に不安そうに見えるのは気のせいであろうか。  そんな二人の様子に気付いたのか、 「大丈夫だって……流石にそんな怖い事はしないからさ……。 今までだってそうだっただろ?」  と最後の方は玲音や諒馬に聞こえそうな小さな声で言うのだ。

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