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27話 ※指

 そこに安堵したのか二人から気持ち的に力が抜けたように思える。  そこに京平の方も微笑むと、 「私の手の届く範囲に君達がいて本当に一人ハーレム状態だよ。 私は一人しかいないから、流石にこれ以上は無理だけどね……。 でも、これで、二人共可愛がれるっていうもんなのかもしれないな」  京平はそこまで言うと、今度は玲音の方へと視線を向け、 「玲音ちゃん……もう少し、私の方にお尻を突き出してくれないかな?」 「え? お尻を? え? あー……それは……恥ずかしいよぉ」  そう可愛く言う玲音。 「だって、君は今日は私に色々な事をしてもらいたいんだろ? なら、恥ずかしがってもいいから、私の事を信じて欲しいなぁ」  その京平の言葉に玲音は、 「……ぅん、京平の事を信じたいから……いいよ」  本当に京平の場合には誘導が上手いのか、それとも玲音は素なのかは分からないのだが、二人の間でそんな会話になったようだ。  玲音は京平に言われた通りに、京平に向かって双丘を突き出すような感じにすると、 「これで、いい?」 「うん……十分だよ……」  これで、京平の方は満足したようで、 「これで、今日は二人の事を可愛がる事が出来るね……。 先ずは、この中に指を入れて中を解して上げようか?」  玲音の方は中にローションたっぷりで、それこそ準備は出来ているものの諒馬の方は流石にまだだ。 「諒ちゃんの方が、まだ、中にローションも入ってないようだから、ちょっとだけ玲音ちゃんは待っててね」  そう言うと、京平はベッドの上に転がっていたローションを手にするのだ。 今回使っているローションの容器は先端部分が細くなっているタイプで、それを後ろの蕾の中に簡単に入れられるようになっていた。 こういう容器であれば片手で楽々使えるという事だろう。  京平はローション容器を諒馬の後ろの蕾へと入れると、容器を押し一気に諒馬の中へとローションを入れるのだ。  暫くしてローションが後ろの蕾から溢れ出て来るまでになると、そこで京平の方は満足したのか、一気に容器を諒馬の中から抜き、それをベッドの上へと転がらせる。  諒馬の後ろの蕾からは、玲音同様に透明な液体が溢れ出ていた。  きっと京平的にはそれも演出の一つと捉えているのであろう。 「たっぷりと諒ちゃんの中にもローションが入ったみたいだね」  そして、これからが本番かのように、京平は二人の双丘を同時に撫で始める。 「え? ぁ……いきなり……何?!」  と最初に声を上げたのは玲音だ。 「ん? そりゃ、二人同時に私の所に来てくれたのだから、二人共、楽しめるようにね、してるんだよ。 二人共、すべすべなお尻してるよねぇ」

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