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45話 ※玩具で胸責め

 そうする事で、諒馬も玲音も体をビクつかせ、時折背中を逸らすのだった。 「きょ、京平さん……もう、もう……それ、だめぇえええ!」  と玲音の方は今にもイきそうになって来ているようにも思えるのだが、チューブが邪魔して実際にはイく事が出来ないのであろう。 「京平さんっん! ぁああ!」  そう勝手に腰が動き始める玲音。 まるで目の前でAVを見ているようにさえ思えて来るのだ。  それの負けじと諒馬の方もビクビクと体は反応して来ているものの、全く玲音のように乱れたり声を上げたりするような事は出来ないようだ。  だが、体が勝手にピクピクとしたような反応を見せているからこそ、少しずつではあるのだが反応しているという事だろう。  そこに京平の方はクスリとすると、わざと胸の突起部分から玩具を離れさせ、その胸の突起の周りをぐるぐるとその玩具を回し始める。  そうする事で確かに体は気持ちいいのではあるのであろうが、物足りないというのか焦ったさがあるというのか、こうもどかしい感じがして来るのであろう。  特に玲音の方は、その傾向があるようで、体を捻ってその玩具を胸の突起に触れさせようとしている。 こうその玩具が胸の突起に当たると、 「ひゃん!」  そう声を上げてしまっているのだから。  本当に玲音というには快感に素直な体のようだ。 そうやって玩具にでも体を引き寄せようとしているのだから。 しかし諒馬の方はそういった事は出来ないようで、逆に快感から逃れようと玩具から離れようと体を捻らせているようにも思える。 そう胸の突起近くだと頑張っていても体が気持ち良くなってしまうからこそ、こっそりと離れさせようとしているのだから。  そんな仕草に京平が気付かない訳がない。 「やっぱ、諒ちゃんは気持ち良くなりたくないのかな? それとも、まだ、気持ち良くなれてないのかな? それなら、もっと何か諒ちゃんにはしちゃおうかなぁ? 中には玩具入れたし、モノにはチューブ入れちゃったし、んー、これでもまだ足りないの? んじゃあ、もっと太い玩具中に入れちゃおうかなぁ? それに、さっきから玲音ちゃんの中に入れ損ねている状態だしね」  そこで、一旦京平は胸の突起にあった玩具を離すと、 「とりあえず! 玲音ちゃんからのリクエストもあった事だし、諒ちゃんの方は何だか物足りなさそうだし! そこで、この太い方の玩具を中に入れたいと思います! って、事で、どんな体勢から入れようかなぁ? って思ってたけど、さっき玲音ちゃんが言ってたし、横向きの状態で入れちゃおうかなぁ? と思ってまーす!」  と京平の方は完全にノリノリの状態で言っている。

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