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46話 ※玩具

 今は仰向けの状態で双丘をカメラの方へと向けている二人。 そして今度はさっき玲音にしてもらおうとしていた横向きでという事らしい。 「きょ、京平さん……こんなんでいいのかな?」  京平のその言葉で瞬時に体を横向きにさせていた玲音。 よっぽど、玩具を楽しみにしているのか、それとも初めての体勢なのだから、どんな快感が押し寄せてくるのかっていうのを楽しみにしているのであろう。  その一方で、諒馬の方は演技なのかそれとも本気でなのかは分からないのだが、玲音のように直ぐには行動してないようにも思える。 「諒ちゃんってツンデレタイプなのかな? だって、なかなかさっきから行動してくれないんだもんなぁ。 じゃ、私が特別にして上げようか?」  京平はそう言うと、諒馬の体を動かし仰向けの状態から横向きの状態へと移すのだ。 「これで、二人同時に中に玩具が挿れられるようになったよねぇ」  と今日の京平は何だか楽しそうにしているように思える。  そこで京平は玩具を二つ手にすると、先ずは振動させ、二人の後ろの蕾の周りをその玩具で擦り始めるのだ。  当然、玩具のスイッチを入れたのだから部屋内には振動音が鳴り響いている。 それだけでも玲音なんかは体の中からゾクゾクと来ているのかもしれないのだが、諒馬の方はまだそうでもないように思える。 だがそれだけを長く続けている京平。 すると諒馬までもが体をビクつかせ始める。  確かにさっきから諒馬だって体をビクつかせていたのだが、今は何でかさっき以上の反応を示し出して来ているのは気のせいであろうか。  そして時折、体に力が入ってしまっているのか息を強く吐き出しているようにも思える。 そう人間って体に思わず力が入ってしまった時というのは、息を強く吐いてしまうもんだろう。 それが今諒馬の状態らしい。  そこに京平は気付いたのか、クスリとすると、今度、その玩具の振動を後ろの蕾へと完全に押し当てるのだ。  そこまでくると流石の諒馬も完全に何かが体の中を走り抜けて行っているのか、体が完全に伸びてしまっている。 「やっと、諒ちゃんも気持ち良くなって来たみたいだねぇ。 ねぇ、玲音ちゃん……」  そう言って京平は今度玲音へと話と玩具の動きを諒馬と同じようにし、振動を後ろの蕾へと押し当てる。 「いやぁあああん! それっ! 気持ちいいっいいい!」  玲音の場合のは完全に背中まで逸らし、気持ちいいアピールをしているようにも思える。 「玲音ちゃんさ、気持ちいいのは分かるのだけど、そんなに背中を逸らされちゃうと、中に玩具挿れられなくなっちゃうよ……だって、その背中を逸らしてしまうと、ココが狭くなっちゃうからね」  そうだ。 京平の言う通り、人間背中を逸らしてしまうと双丘が引き締まってしまうのだから、寧ろ玩具の振動を後ろの蕾にさえ伝える事が出来なくなってしまうのかもしれない。

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