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side.Akihito 「オラ、保…サボってんなよ……」 こうなると、俺のサディズムな部分が大いに擽られ。唸り声で目を細め…保を見据える。 目が合った保に、今度は舌をチラつかせてやれば…。コイツは泣きそうな顔をしながらも、従順に顔を寄せ舌を出すと。俺の熱く尖った舌先に、チロチロと自身のソレを絡めてきた。 わざと甘噛みしてやると、保も負けじと食らいついてくる。 「んう、ふ…はっ……」 保がキスで翻弄されてる間に、手の方を挿し進める。 潤滑に先走りだけじゃ物足りねぇから…急いて爪を立てねぇよう慎重に指を埋めていった。 その都度、保は奇声を発しビクついてはいたが…。 俺に言われた言葉を律儀に守り、そのままキスに集中し続けてっから。 こういう健気なトコが、ヤベェんだよなぁ…。 「指、入ったぜ?」 「い、わな…でっ…」 親切に状況を説明し、丸々一本埋め込んだ指で腸壁を柔く抉る。 耐えきれず保が身体を揺らせば、互いに挟まれた雄がグチュグチュと音を鳴らして。 僅かにも摩擦を受けたソレらが熱を上げ…更に硬度を増していった。 「お前の…スゲェ濡れてんのな。これなら尻弄ってるだけでも、充分イケんじゃねーの?」 「いっ、やだぁ…」 保の性器からは、俺のモノより遥かに多量の蜜が垂れ流されていて。 俺が何か口走るだけで痺れたよう脈打ち、テラテラと先から怪しげな光を放つ。 その量はガマン汁なんてヤワなレベルじゃなく。 俺が触らなくても、このまま勝手に射精しちまいそうなくらい濡れまくってた。 「…なんなら試してみるか?」 「そん、なっ…」 何を言われても恥ずかしいのか、ポロポロと涙を流しながら首を振る保。 そんな可愛い反応を魅せられるだけで、俺の下半身もどんどんその気になっちまう。 コイツの事言えた口じゃねぇけど。 好きなヤツのこんな無防備な姿目の前にしたら、 誰だって興奮すんだろ? そのくらい今の保は、恍惚と色っぽい表情をしてんだ。 「さっきから止まってんゾ?お前が病人の俺の代わりに、ご奉仕してくれんだろがよ…」 無理なら今すぐ変わってやろうか? そう挑発的に笑ってみせると、 「だ、ダメ…!僕が、するからっ…」 上原君は寝てていーよと、困ったように眉を下げ。また俺の唇に舌を這わせてきた。 頑張ってんのは認めっけどなぁ。 こんな稚拙な愛撫じゃ、一生掛かっても俺はオトせねぇだろうよ。 ま、の意味でオトすのは…俺の方だけで充分なんだけど。

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