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「あー、やっと終わったぁ」
文化祭の総合司会が終わった。
「ルイちゃんもお疲れー」
「さすがに疲れましたね…」
超ハードスケジュールな役割だったけど、アヤちゃんの協力もあって哀沢くんとちょっとだけ一緒にいられたし、抱いてもらえたし満足。
「このあとは俺たちの出番ないし、終わったらキャンプファイヤーか。着替えてこないと」
「雅鷹さんは女装してますからね。私は制服も普段着ている学校のものですし、帰宅してから着替えます」
「俺もう汗やばいー。じゃ着替えてくるねー。お疲れ様ー」
そういって、文化祭実行委員会専用の更衣室に向かった。
そう、
向かってしまったんだ。
更衣室を開けると、オオカミ男の格好をしたアヤちゃんが壁によりかかって寝ていた。
さっきまで俺の代わりに総合司会をやってくれたり、実行委員として自分の仕事してたから疲れたんだと思う。
「アヤちゃん?」
「…」
寝てる。
本当に疲れたんだな。
愁ちゃんも生徒会長で忙しくて、二人でまわれてないんだろうなぁ。
俺だけ哀沢くんと一緒にいさせてもらって…なんか申し訳ないな。
そう思って、着替えようとした瞬間、
後ろから誰かに抱きつかれた。
まぁ、誰かってのはひとりしかいないんだけど…
「…、アヤちゃん、起きたの?」
「あー。やっぱり雅鷹だったか」
女の子と勘違いしたのかな?
まぁ、女装してるし、してなくても俺可愛いしね。
「俺さぁ、汗ベタベタだから離れたほうがいいよー。ってかお酒くさ…飲んだの?」
「んー。親父達も文化祭来てて、そこで軽く焼酎を…」
「しょーもない親。ってか軽くの量じゃないよそれ。とりあえず着替えるからどいて。めっちゃ邪魔」
そう言っても離れてくれない。
寝ぼけてるのかな?
ちょ、っと…
待て待て待て…
「あのー、お尻に何か当たってるんですけど」
「雅鷹そそるなぁ」
確かに汗と女装と制服で、この人が興奮しないわけないよね。
とか思ってると、後ろから俺の首筋に吸い付いてきた。
「ひゃっ、ん」
その声で更に興奮したのか、両手を俺の乳首へと移動させた。
「ちょ、まっ、…あっ」
首筋を吸いながら、たまに耳を舐めて、両手で乳首を弾いたり軽くつまんだりを繰り返す。
「あっ、あ、アヤちゃ…」
「さっき炯 とヤッたの?」
そう言いながら右手を俺の秘部へ移動させた。
「してなっ…んっ…」
「へぇ…」
さっき保健室で哀沢くんとした時の精液が残っていることにアヤちゃんは気付いたようだ。
指を1本入れて動かしてきた。
「してないのに、ココこんなにヌルヌルしてクチュクチュいう?雅鷹って変態だな」
「やっ、ん…変態なのは、そっ、ち…んんっ」
そうだ、この人は節操なしだった。
しかも、酔っていると特に見境ない。
俺の予想だと文化祭の準備が忙しくて愁ちゃんともエッチできてなさそうだし余計に。
「愁弥はまだまだ忙しそうだしなぁ」
「んっ、あっ…」
やっぱり的中。
このままだと俺の貞操が危ない。
無理無理!
せっかく哀沢くんに抱いてもらったのに。
頑張ってアヤちゃんの手を振り払って、そのまましゃがんでチャックをおろした。
「もうっ!抜いてあげるからっ」
「へぇ。気が利くな」
「抜いたらおしまいだからね」
そう言って、硬くなってるアヤちゃんのモノを口に含んだ。
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