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幸いなことに、哀沢くんはまだ保健室で寝ていた。
「哀沢くん、寝すぎ」
今日はうちにお泊まりすることになっていたから、一緒にうちの車に乗って帰宅した。
夕飯を食べてから、シェフにパフェをお願いした。
今日はパティシエ作のパフェじゃなかったから、哀沢くんにしたら少し甘さが足りなかったみたい。
哀沢くんがパフェを食べ終えてから、俺は哀沢くんにくっついて上目遣いでお願いをした。
「哀沢くんお願いがあるんだけど…」
「?」
「今日たくさん抱いて欲しいな」
そして俺は哀沢くんをぎゅうっと抱きしめた。
さっきのアヤちゃんとの出来事を帳消しして欲しい。
「山田」
「ん?」
「綾と一緒にいたのか?」
「え?」
なぜバレた?
実は起きてて見られてた?
アヤちゃん酔ってたし哀沢くんに連絡した?
「綾の香水の匂いがする」
「あー、さっき更衣室で着替えるの一緒になったとき女子と間違われて抱きつかれたんだよね」
…抱きつかれたの最上級だったけど
あんなに長時間密着してたらアヤちゃんの香水も移るか。
バレてるわけじゃなさそうでよかった…
「へぇ」
哀沢くんはキスしながら俺のズボンを下げた。
「他の男の匂い纏って挑発してくるなんて、いい度胸してるな」
そしてまだヌルヌルの秘部に指を入れてきた。
「これは俺の精液か?綾のか?」
「何…言ってんの?哀沢くんのに決まってるじゃん」
中指と人差し指で拡げながら、奥まで入れて壁を刺激する。
「抱いてから時間たってるのにこんなにヌルヌルするのか?」
あー、アヤちゃんがローションなんか使ったからだー!!
「あ、哀沢くんのが…濃いんでしょ。アッ、ん…久しぶり、だったし」
哀沢くんは疑っているような目をして俺を見る。
ああ、そんな目で見ないで。
俺だって抵抗したんだよぉ。
「まぁいい。ちゃんとナカが俺の形かどうか確かめてやる。このあとどうなるか分かるよな?」
「…どうなるの?」
「朝方まで抱き潰す」
「光栄です」
保健室で8時間寝て体力MAXのドラキュラ様に、このあと朝方までめちゃくちゃ抱かれた。
教訓:オオカミ男には気を付けよう。
【END】
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