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橘×雪哉 4日目 

「んん~っ!! はぁ……ん……」 耳を愛撫されたまま再び胸を刺激されてどうしようもなく身悶える。 「どうして欲しい?」 「っ…………」 本当は、直接触れて欲しい。もっと強く擦られたい。でも、そんな事を言ったらきっと橘は調子に乗る。 それに、言ってしまったらなんだか欲に負けてしまった気がして、嫌だ。 せっかく此処まで我慢して来たのに目の前の快楽に屈服するなんてそんなの自分のプライドが許さない。 「雪哉」 「っ……う」 「なぁ、雪哉」 「っ……ふっんん、ぁっ」 耳を甘噛みされながら名前を呼ばれると、それだけで身体が反応してしまう。 「は……っも、もう……今日は止めましょう? ね? 明日……仕事が終わったら沢山シてくれるんでしょう?」 ぐらつきそうになる気持ちを必死に堪え、切なげに眉を寄せながら髪を掻き上げ橘を見つめる。 しかし橘は呆れたように溜息を吐くと、頭をガシガシ乱暴に掻き毟りながらゆっくりと身体を離した。 「……はぁ、チッ……わかったよ。つか、お前から言われるとなんかすげぇクるな」 「っ……な、なんでですか……」 「なんでもねぇよ。たく……ほら、寝ろよ」 橘はそう言って雪哉の腕を掴み強引に引っ張り上げると、そのままベッドに横たえた。 そして布団を掛けられると、ポンポンと優しくあやしてくる。 寝ろと言われたって、こんなに昂ったままではすぐには眠れそうにないし、下着が汚れてめちゃくちゃ気持ちが悪い。 「ちょっとお風呂行ってきます」 「なんだ、一人でヌくのか?」 「ち、違います! 汗かいたから……」 「ムキになんなよ、ウケる」 「……ッ、馬鹿」 橘はクスリと笑うと、雪哉の額にチュッと口づけを落としてきた。 「まぁ、早く戻って来いよ。待っててやるから」 「……はい」 橘に背を向けてそそくさとベッドを降りると、雪哉は急いで浴室に向かった。

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