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和樹×透 2-11

「んっ、はぁ……っ」 「ははっ、気持ち良さそうな顔してる」 「うっ、あ……っ」 ちゅっ、ちゅっと音をたてて何度も吸われ、太腿から足の付け根をねっとりと舐められて、それだけでゾワゾワとした感覚が全身に広がって行く。 「っ、はぁ……っ、ん……っ」 「ねぇ、こっちも勃ってきてる」 「あ……っ」 指先で乳首を押し潰され、びくっと身体が跳ねる。 「ふっ、あ……っ、だめ……ッ」 「駄目じゃないでしょ。ほら、こんなに固く尖らせてさ……もっと弄って欲しい?」 「んっ、ん……っ」 くりくりと指で捏ね回されて、甘い痺れがじんわりと下半身に響いて来る。しかし、決定的な刺激を与えられず、焦らされているようで酷くもどかしい。 「ふふっ、可愛い。物足りないって感じの顔。すっげぇエロい顔してる」 「んっ、や……っ」 「あ、またヒクついた。期待してんの? ほんとやらしいな」 ギラギラと欲望を孕んだ瞳に見下ろされると、身体の奥が熱くなる。 「お、お前だって……ガチガチのクセに」 自分だけ乱れているのが悔しくて、手を伸ばすとそっと和樹の股間に触れる。そこは服越しにもわかる程熱を持って張り詰めていた。 「そりゃそうでしょ。マッスーがあんなに可愛く喘いでるの見てたらさぁ……こうなるに決まってるじゃん」 「っ、ばか……っ」 ストレートな表現に頬が熱くなる。 「それにさ、マッスーが俺のジャージでしてるとことかもヤバかったし」 「なっ、あれは……っ」 「だってさ、俺の匂い嗅ぎながら一人でシてたんだよ? 興奮するに決まってるじゃん」 「――っ」 確かに和樹のジャージに顔を押し付けて自慰をしていた。だが改めて指摘されると恥ずかしくて堪らない。

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