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アキラ×拓海 0-7
「ぁ、や……っ! ちょっと、人の話聞いてないだろっ!」
「ちゃんと聞いてるって。一緒に入ろうぜ? 後でな」
そう言うと、アキラは更に深く飲み込むようにして頭を上下に動かし始めた。
生暖かい口腔内に包まれて、腰が砕けそうになる程の快感が襲ってくる。
「ぁ、ああ……っ、やだっ、それ、やだぁ……っ」
裏筋を舌先でなぞられ、カリの部分を強く吸われて、根元を手で扱かれる。
アキラの舌が動くたびに、拓海は堪らず腰を揺らした。
「やだじゃなくて、イイの間違いだろ」
「ぁ、あっ、ぅ、んん……っ」
咎めるように亀頭に軽く歯を立てられて、尿道に舌を差し込まれればもう我慢なんてできなかった。
「ぁ、それ、だめっ、出ちゃ……っ」
絶頂の予感に身を震わせながら、アキラの後頭部に手を掛ける。するとアキラは一旦動きを止めて顔を上げた。
「いいよ。出して」
「や、だっ、ぁっ、ぁあ!」
だが拓海が首を横に振ると、アキラは再び喉の奥まで拓海のものを迎え入れた。
そして強く吸い上げながら、陰嚢を揉みしだいてくる。
「ぁ、やっ、やぁ……っ! 出るっ、でちゃうっ!!」
耐え切れなくなって拓海はぎゅうと目を瞑った。次の瞬間には勢いよくアキラの口の中に吐精していた。
「はぁ……っ、ぁ……っ」
射精の余韻に浸りながら荒い呼吸を繰り返していると、ごくりと喉が鳴る音が聞こえた。
「なっ、なにしてんだよっ! 飲むなよっ!」
「ん? だって勿体無いだろ?」
アキラは口の端から零れ落ちた分を親指で拭いながら、しれっと答える。それがまた恥ずかしくて拓海は枕を引っ掴んで顔に押し付けて隠した。
「たく、ハルは恥ずかしがってばっかだな……。まぁ、そう言うとこも可愛いんだけど……」
「ぅ……っ、アキラの馬鹿……っ」
「はいはい。俺はお前にベタぼれですよ」
アキラは苦笑しながら、サイドテーブルの引き出しを開けるとローションを取り出し手に垂らしていく。
ぬめりを帯びた脱力しきった股を割り、双丘の間にそろりと指を這わせた。
言葉とは裏腹に期待しきったソコは難なく指を呑み込んでいく。
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