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瀬名×理人 3-4
わざと強弱を付けて握り込めば、瀬名が切羽詰まったような表情で見下ろしてくる。
ギラギラとした肉食獣のような瞳に見据えられ、ゾクゾクとしたものが背中を駆け抜けた。
いつも余裕が無くなるのは自分の方で、瀬名に振り回されることの方が多い。
こんな風に欲望を剥き出しにするような視線を向けられる事は滅多になく、その事実が余計に理人の興奮を煽った。
昨日もその前の日も中途半端に終わったせいもあってか、今日はいつも以上に体が疼いて仕方がない。
早くこの男が欲しい……。本当は早く挿れて欲しくて仕方がない。
この熱い肉棒に腹の奥を突かれる事を想像するだけでどうしようもなく興奮してしまう。
だが、ここでがっついては向こうの思うつぼだと自分に言い聞かせ、さっきから疼いて仕方がない下腹部を誤魔化すように平静を装うと、瀬名のネクタイを引き軽く触れ合うだけのキスをしてからふっと笑って体を離した。
「お前が言い出したんだろう? あと二日……我慢、な?」
「っ、理人さん……あと二日も我慢できるんですか? あんなエロいフェラしといて期待させといて、我慢しろとか鬼畜過ぎますよ……」
瀬名が情けない顔で訴えかけてくるのが面白くてつい吹き出して笑いそうになる。
「まぁ、せいぜい頑張れよ」
自分に余裕が無いのは理人も同じだが、自分から根を上げるのはなんと無く嫌だ。
それに、瀬名が必死になっている姿を見るのもたまには悪くない。
理人はなんとかして昂る気持ちを落ち着かせようと煙草を咥えて火を付けた。
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