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出会い編 第十話
「じゃあ、これで以上だから!」
「はい!教えていただき、ありがとうございます」とお礼をした
これから、頑張らないと!と気合いを入れて、席につこうと歩き出した時に「七瀬くん!もう、12時だし、食堂行かない?」とさっき教えてくれた先輩からお誘いをいただいた
断る訳にも行かないし、元々コンビニのお弁当とかで済ませようと思っていたから「行きます!」と返事をした
食堂に着くと、さすが大企業!すごい広くて、食堂の前に置いてあったメニュー表には沢山料理があるし、前の会社とは全然違う!
「じゃあ、私水取ってくるから席に座っててもらえる?」
「は、はい!」
どこに座ろうかなぁ~
人も多いし、座られてる場所も多いから、なかなか見つけるのが大変。クルクル回りながら席を探していたら、4人席の空いてる席があった!
よし!あそこに座ろ~と思って近づいたら、同じく座りたい人がいたみたいで、ぶつかってしまった
「あ、大丈夫ですか?」と声をかけられる
体はなんともなかったので、「大丈夫です」と言い相手の方を見る
可愛い系ではなくてカッコイイ系の男性。でも、ちょっとドジぽそう元気いっぱい!みたいな?
相手は1人だったみたい
確かに、どこも空いてる席ないからね。なんて思ってたら、気まずい雰囲気が流れる
ど、どうしようと、2人で苦笑いしながらどうするか考えていたら「七瀬くーん!」と先輩が来てくれた
ナイス!先輩!
先輩がテーブルに来て、男性と目が合い誰?という顔で見ている
「七瀬くん、そちらの方は?」
「あ、さっき席を取ろうとしたらぶつかっちゃって…」
「あぁ~そういうこと~じゃあ、良ければ一緒に相席どうですか?」
「え!あっ、いいんすか!?」
「…どうぞ、どうぞ」と少し苦笑いする先輩
それから、3人で席に座り3人共ご飯を注文していないことに気がついた
ここは、後輩の僕が、喋らないと!
「あの、先輩!」
「ん?」
「ご飯どうしますか?」
「あぁ~私頼んできちゃった!」と申し訳なさそうに言う
「あ!僕も頼んでるんで!」と聞いてもいないのに、言う男性
「僕は、頼んでないので、行ってきますね!」と言い注文場所にむかった
元々、今日はうどんを食べようと思っていたから1番安いうどんを注文して、席に戻った
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