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発情期編 第十一話
「なぎ、まだ、見たい映画あるか?」と聞かれた
見たい映画か…僕はあんまり映画に詳しいわけじゃないし…「翔唯さんが見たいものあるならそれ見ましょう!」
「そうか、なぎは優しいな。俺の天使だよ」とまた、頭ぽんぽんされた
翔唯さん、いつまで子供扱いするんだろう…?
「うむ…俺も、見たい映画がない」
「そうなんですか…」ということは、この温もりも感じられなくなるということ…少しだけ、ほんの少しだけガッカリした
翔唯さんは少し考えて「なぎ、少し付き合ってくれないか?」と聞いてきた
何をするんだろう?と思いつつも「ええっと、まぁ…はい」と承諾した
「実は昨日届いたものがあったんだ」と言ってそのまま僕を抱っこして部屋を出た
翔唯さんは寝室に行って、ベットに僕を下ろして「待っててくれ」と言ってどこかに行ってしまった
数分で、翔唯さんは大きいダンボールを持ってきてダンボールをベットの上に置く
既に、ダンボールが空いていたので、中を見る
そこには、ふりふりのパンツとベビードールのラグジュアリーとコスプレ衣装が中に入っていた
チャイナ服に、セーラー服?、メイド服に、ふりふりのエプロン…
「ええっと?これは…」
「昨日、寝てるなぎのことを見ていたら、着い買ってしまった」
「・・・」
「甘いお菓子と交換に、着てくれないか?パンツは、今下着ないだろ?だから買っておいた」
そういえば…パンツで思いたましたけど…僕、あれからパンツとシャツだけで過ごしてるんだよね…。しかも…よくよく見たらピンク色のパンツ少し透けてるし!翔唯さんはこういう性癖なのか?昨日だって、元々あったから置いてあったわけであって…
「じゃあ今は履いてるやつは、翔唯さんが履いてたものなんですか?」
「ん?どうしてそうなるかは分からないが、会社で気絶した時があっただろ?発情してしまった時」
「ありましたね。昨日」
「その、寝てる間に買った」
「じゃあ、その時に服を買ってくれな買ったのはなんでですか!?」
「服は別に、必要ないだろ?」
「必要ですけど!?」
「まぁ、ずっとベットにいる予定だったんだよ」
「それでも、風邪ひきません?」
「ベットにいる以外は俺が温めれば、風邪は引かないだろ?」という謎理論で押し任されてしまった
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