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第6話 初めての絶頂
「これは、その…持っていただけで使ったことがなくて…」
苦しすぎる言い訳だ。だが、佐野の前で自慰行為をするなんて絶対に無理だ。
そう思いながらも、窄まりからは愛液がとめどなく溢れていた。自分の身体が佐野を求めている。心では拒否しながらも、身体の飢えが止まらない。そんな自分が妙に恥ずかしく、顔が火照るのを感じた。
「ふーん…そっか。じゃあ、今使ってみよう」
「えっ!」
佐野はそう言うと、もう力の入らない自身の腰を持ち上げ、足を広げた。そして、愛液が溢れて熟した窄まりに指を差し込んだ。
――グシュ、グシュ、グシュ、グシュ、グシュ、グシュ、グシュ、グシュ、グシュ、グシュ、グチュッ
「ひっあぁー…や、やめっ…ひゃっあん、あっ!」
自分の内壁に佐野の長い指が何度も抜き差しされ、卑猥な音が室内に響き渡る。その音をかき消すかのように、自身の喘ぎ声も大きくなる。
さらに、佐野の指が2本、3本と自身に吸い込まれて行くのが見えた。
――グシュ、グシュ、グシュ、グシュ、グシュ、グシュ、グシュ、グシュ、グシュ、グシュ、グシュ、グシュ、グシュ…
「さ、佐野く…んっ…また、またイッちゃうぅっ」
「いいよ、イク顔見せて」
佐野の顔を見ると、甘く微笑んでいるように見えた。その瞬間、心臓が弾み、目の前が真っ白になった。
「あ、あぁぁぁー!」
さっきよりも多い白濁のしぶきが宙を舞った。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」
もはや全身に力が入らない。瞬きもできないほど、力という力が抜け落ちてしまった。
「休んでる暇はないよ」
佐野はそう言うと、ピンクローターを一気に自身の内側にねじ込んだ。
「ひゃっ!あ、ぁん!」
いつも入れているローターだが、佐野に入れられると、通常の何倍もの快感が押し寄せてくる。何度も、何度も。
溢れ出る蜜を止めるように、佐野の口が自身の窄まりにふたをした。
「あ、あぁっ…だ、だめっ、そんなとこ、舐めたら…ひゃっあっんっん!」
「甘い…美味しい…」
佐野は本物の蜜を舐めるように、ヒリヒリと疼く自身の赤い窄まりを丹念に舐め回した。それと同時に、佐野はローターのスイッチを入れた。
「ん〝!っあんっ!んっ!ひっ!やぁあぁんっ!」
ローターが中で暴れ回る。敏感な場所に何度も当たり、奥へ奥へとローターは入り込む。そして自身を深い快感へ誘う。
「委員長っ…もう、我慢できない…っ」
佐野がコンドームを装着しているのか、何かゴソゴソと準備をしている音が聞こえる。だが、中のローターの快感で、意識が朦朧としてきて何も考えられない。
熟れすぎた赤い窄まりに、佐野の猛り立った高まりの先端が触れた。その途端、ビリっと感電したかのような衝撃が走った。
――早く、早く入れてっ…
佐野の欲望を欲したその時、廊下から人の話し声が聞こえてきた。
咄嗟に佐野に抱きかかえられ、机の影に隠れる。自身の内壁でゴロゴロ唸るローターの音が、微かに聞こえる。
「はっあぁ!」
ローターがまた自身の快楽のポイントを押さえ、気持ち良さのあまり声が出てしまった。すぐさま、佐野は俺の口を押さえた。
佐野と密着し、口を押さえられ、自身の中でローターが暴れ回っている。もう、限界だ。
「佐野くんっ、早くっ、入れて……」
その言葉を聞いて興奮したのか、佐野は俺を押し倒し、口に手を当てたまま、何かに急かされるように窄まりに侵入した。
「ぅあっあぁぁんっ!く、くるしっ……な、中のローター、取ってぇぇぇ!」
佐野の高まりは想像以上に長く、ローターをさらに奥へ奥へと押しやる。また太さもあるので、自身の窄まりと佐野の高まりが強く擦れ合っている。
――ジュグッ、ジュグッ、ジュグッ、ジュグッ、ジュグッ、ジュグッ、ジュグッ…
佐野は、力任せに自身の全てを揺さぶる。俺は喜びのあまり、意識を失った。
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