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心を折る時間:2日目

「貴方はどうやって不老不死を得たのですか?」 「……」  睨むしか元気のなくなったレインに、ランスが問いかけた。ずっと上半身がくすぐられているので口を開くと変な声を漏らしそうだ。 「私たちは研究の末、老いない体を手に入れることはできましたが……貴方のように粉々にされても死なないまでは辿り着けていません。その力、一体何から授かったものなのか興味があります」  ランスが穏やかに言う。レインは全く無視をした。そもそも口にすることもできない。この能力は一筋縄ではいかない契約が施されているのだ。 「そのうち教えてくれるといいのですが……」 「……、っ」  平穏の終わりが訪れた。また性器だ。油でも塗られているのかぬるぬると手が性器を扱いている。 「……ッ!?」  次の瞬間どくり、と性器が脈打った。急激に興奮して体が熱くなる。きっと今のは媚薬だ。薬の類まで効くようになってしまったのか。 「また誰かの責めが始まりましたか?」 「ッ、く……ぅ」  熱くて柔らかいものが性器を包み込んだ。媚薬で過敏になったそこには耐えがたい快楽だ。 「ふ……っ、う、く」  肉壺がゆっくりと性器に絡みつき扱きあげる。官能的な動きで舐るような刺激に思わず喉を鳴らす。 「おやおや、ずいぶん気持ちが良さそうだ。彼らは罰の意味を分かっているのか……」  白白しくランスが肩を竦める。 「は、ぁ……っ」  熱い。締めつけがとても心地良い。 「う、あッ、くっ、はぁッ」  だんだんと肉壺の動きが早まり、搾り取るように締めつける。レインは耐えきれずうねる肉壺の奥へ精を吐き出した。 「ッ……、ふ、は」 「貴方、可愛らしい顔で達するんですね」 「……殺す」 「自由になった暁にはそのように」 「生意気な、っん」  ずるりと肉壺が動きを再開する。まだ達したばかりだというのに、先程と変わらない激しさで上下するので媚薬を盛られた性器が燃えそうだ。 「は、ぁッ、あッ!」  思わず出た高い声にランスが微笑む。それでも勝手に口が開け放されて嬌声を漏らしてしまう。 「ふ、うぅっ、あ、ぁ」  緩急をつけた肉壺は的確にレインの精を搾り取ってくる。レインの体は再生ではなく、不老不死になったその時の状態に復元されるようになっているため、精液も枯れることがなかった。無尽蔵の魔力を手に入れるための力がこんな形でレインを苦しめるとは。 「はぁッ、あ、ぁ────ッ!」  再び精を放つが肉壺は止まらない。 「くそ、とめっ、あぁ」 「ずいぶんお楽しみのようで」 「はッ、あ、あぁッ、あ」  媚薬の効果が全身に回っているようだ。快感に呑まれて口答えする余裕もない。微かに動く左手で苦し紛れにローブを握りしめた。 「とまれ、とまっ、───ッ♡」  ひくひくと痙攣した肉壺は少しだけ動きを止めたが、性器を放すことなくさらに動き続ける。 「く♡ うぁ♡ とめろぉッ♡ あぁッ♡」 「ふふ、そうしていたほうが可愛いですよ」 「う、るさッ♡ ころしてッ♡ ころしてやるからっ♡」 「はいはい」 「あっ♡ あっ♡ くそっ♡ くそぉ♡」  射精が止まらない。肉壺はノリノリで性器を扱き、きゅうきゅうと悦ぶように締めつけてくる。 「ふうぅ♡ やめろぉ♡ お、お~ッ♡ いやだっ♡ あ゛~ッ♡ も、とめろッ♡ あつ、あついぃ♡ いっ♡ ひいぃッ♡ あぁぁッ♡ またッ♡ あッ♡ あッ♡ あぁッ♡ はやッ♡ とまれッ♡ とまっ、ひいッ♡ いっ♡ ~~~ッ♡」  肉壺がことさら強く締めつけ、レインは前後不覚に陥りながら何度目か分からない射精をした。 「は────ッ♡ は……ッ♡」 「快楽に弱いなんていじめがいが……おっと、罰の与えがいがありますね」 「ぜったい……♡ ころす……ッ♡」  顎を掬い上げてレインの顔を眺めるランスを精一杯睨みつけるが、当然効果はなかった。

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