43 / 56

純愛Ⅳ《咲輝side》2

緋禄は俺を見つけるなり、ひらひらと手を振ってこちらに近寄ってきた。 「緋禄…どうしてここに?」 「これから予定とかあんの?」 「いや、もう寝るだけだ」 「部屋行っていい?」 「ああ」 部屋に着くなり、緋禄はベッドに横になった。 俺が紅茶を入れる姿をニコニコして見つめている。 「明日も朝とか早いの?」 「明日は午後からだから大丈夫だ」 同じ空間にいるだけでこんなにも幸せだと感じる。 それから俺は旅行先での出来事とか、緋禄が何をしていたのか雑談をして、気付くと0時を回っていた。 緋禄が慌てた様子で俺に紙袋を渡す。 「誕生日おめでとう」 誕生日…? あぁそうか。 今日は7月7日なのか。 「誕生日…か…」 「まさか忘れてたのかよ?」 「忘れてた」 苦笑いする俺とは逆に、笑顔の緋禄。 俺はその紙袋の中に入っている2つの箱を取り出して開けた。 中には指輪とネックレスが入っていた。 「指輪なんて買ってみたんだけど、サイズ分かんなくて…ネックレスとして身につけて欲しい」 「ありがとう緋禄」 俺はネックレスに指輪を通して、それを首に装着した。 それを嬉しそうに少し照れて見つめる緋禄を見て、逆に俺が嬉しくなった。 そして緋禄は俺の首に腕を回してキスをした。 俺は緋禄のサラサラした髪を撫でながら受け入れた。 舌を絡ませて、そこから伝わる体温が心地いい。 キスをしながら、そのまま緋禄を押し倒した。 「緋禄…少し痩せたか?」 「咲輝に逢えないから痩せたのかもな。だから責任とれ」 可愛らしいことを言うな、と少し笑って緋禄の首筋に吸い付いた。 しばらく吸い付いたあと、唇を首筋から耳へ移動させた。 「俺も逢いたかったよ、緋禄」 そう耳元で囁いて、耳を舐め始めた。 ゲームを始めてから緋禄は耳が弱いということを知ったから。 耳から唇に移動して深いキスをしたり、首筋にまた吸い付いたりする度に、緋禄の背中がゾクゾクする。 その反応がたまらない。 そして、服を脱がし唇を緋禄の乳首へと移動させる。 「あっ、ん…咲輝…今日はキスだけにしよ?」 耳だけでこんなに感じている緋禄を見て、キスだけで終わりに出来ないと分かっていた俺は無視して続けた。 俺は乳首を舐めながら、緋禄のズボンを下げて硬くなったモノを取り出した。 片手でモノを扱きながら、乳首を愛撫して。 「あっ、アァ!ん…あっ」 そして、手の動きを止めて口に含んだ。 「待っ、シャワーあび…んっ」 俺は緋禄の言葉を再び無視して行為を続けた。 モノをゆっくり扱きながら、舌を動かして。 「アァ、は…ん、あっ」 気持ち良いのか、ベッドのシーツを掴む緋禄の姿が愛しく思えた。 緋禄の呼吸が小刻みになり、シーツを掴む手に力が入ってきてそろそろイキたいのだろうと思い、手の動きを速くした。 「さ、あっ…咲、輝っ!イ、クッ!あっ、ん」 俺はその言葉で更に口の動きを速くした。 「あっ、アァッ!ん、イ…ク!イクッ!」 体を仰け反らせ、緋禄は俺の口の中で果てた。

ともだちにシェアしよう!