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10 ※玩具
「流石に玩具のスイッチが入ってないのでは、阿月の方も気持ち良くはないだろう? 陽生、そこは流石に阿月の中に入っている玩具のスイッチを入れてやれよ。 そうでないと、阿月の方が気持ち良くなる事が出来ないからな。 いくら陽生があまり動かないとしても、玩具のスイッチ位は入れられるだろ?」
その言葉に陽生は流石に従ったのか、玩具スイッチを入れるのだ。
「やぁあん! ダメ、だめぇ! ホント、僕には、それ無理だからぁああ! ぁあん! くるくる、くるぅうう! 自分のムスコさんに何かが集中してきちゃうのぉおおおお!」
快感に耐えるようになのか、それとも逆に快感で腰が動いてしまっているのか阿月は体全体をくねらせ時には体を身震いさせるのだ。
「ふふ……流石は阿月って所なのか? 阿月……そのまま、イってしまうといいぞ……」
本当に創也は今の状況を楽しんでいるという事だろう。
今のこの状況というのは、普通にここにいるメンバーは浴衣姿なのだが、王様役をやっている創也には、こう王様の冠を被って、マント姿まで見えてきそうな感じだ。
「陽生……もっともっと阿月の事を乱れさせて、この俺様を楽しませてくれるっていうのはどうだ? 確かに、普段やっている役とは違うのかもしれんが、たまには違うキャラを演じるのも一興かと思うぞ。 阿月の中に入っている玩具を出し入れするのはどうだろう? もっともっと阿月が乱れると思うぞ」
そう言われて、陽生の方は何かを吹っ切ったのか、ちょっとだけ出ている玩具の部分を手にすると、陽生の方はその玩具を急に中に入れたり外に出したりというのを繰り返すのだ。
「ちょ、ぇえええ! ぁあん! やぁあん! それ、本当に僕無理ぃいい! イっちゃう! 本当にイっちゃうからぁああ!」
阿月は本当にイく寸前なのか、それとも快感で体がビクビクとしているからなのか、今では陽生のモノを口に含ませる所ではないように思える。
「も、辞めぇぇええ! いやいやいやぁああ! 無理ぃいい! イっちゃったらぁ、イっちゃったらぁ! ぁああ! 王様のもぉおお!」
「挿れるのも無理」と続けようとしたのようなのだが、もう体をビクビクとさせるのが精一杯だったのであろう。 既に快感で自分の言葉を繋げなくなってしまっている阿月なのだから。
「ぁあ! いやぁああ! イ……く……」
もう限界の限界だったのであろう。 最後の方は本当に小さな声で宣言してイってしまう阿月。 もしかしたら創也にイったのをバレたくなかったから小さな声で言ったのかもしれない。
だが例え声を小さくしてイった事が分からなくても、今まで体の方は十分過ぎる程動いていたのに、体の動きが止まってしまえばイったというのは直ぐに分かってしまう事だ。
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