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24 ※フィニッシュ、交代

 創也は気持ち的に腰を引くと一気に阿月の中の奥の方まで腰を入れる。 「ふぅっ! いやぁあああ! そこぉおおお! ダメですからぁああ! 本当に、本当にっ! もう、限界っ!」  それと同時に創也の方は、阿月のモノから手を離すのだ。  その直後、阿月のモノの先端部分からは白い液体が吹き出し、自分のモノを先端部分から竿の部分へと白い液体で濡らし、床へと垂らす。  阿月もなのだが、阿月の中に挿れていた創也も陽生も腰の動きを止め、どうやら阿月の中に白い液体を出しているようだ。  腰の動きも若干緩やかになった所で創也の方は阿月の中から抜くと、陽生の方も創也の後に続き阿月の中から自分のモノを抜くのだった。  三人共、一気に体力みたいなのを使い果たしたのか、畳へと体を預けるのだ。  そこでまだ呼吸を整える三人。  そこへ翼が現れると、 「さーて、創也さん、阿月さん、陽生さんの三人さん! 今のゲームはどうだったんでしょうか?」  と手にはカラオケで使うマイクを持ち、音声が入ってないようなのだが、それを三人へと向ける翼。  きっと三人でやった感想とお祭り気分でやっていた王様ゲームについての感想を聞きたいのであろう。 「え? あ、まぁ……命令役っていうのも案外面白いのかもな」  と今回王様役をやった創也はそう答えるのだ。 そして次に答えたのは、少し半身を起こし始めている陽生だ。 「僕の場合、普段はヘタレで売っているので、こう誰かに命令されてやるっていうのは、新鮮な感じがしましたよ」  そう笑顔で話す陽生。 最後に答えたのは、まだ少し疲れが残っている阿月で、 「いきなり二人でっていうのはビックリしましたが、どうにか熟せたのでいいかな? と……フフ、これからは3Pでも仕事しますよ。 めっちゃ、気持ち良かったですからね」  とウインクまでして感想を述べたのは阿月だ。  案外三人共、このゲームに関しては満足したっていう事なのであろう。 「ありがとうございました! さて、次のクジと参りましょうか!」  そうさっきから場を盛り上げ進行していっているのは(タスク)だ。 誰がそう決めたかっていうのは無かったのだが、気付いた時にはもう翼が司会進行役みたいなのをやっていた。 「さてさて、続いて王様役をやっていただくのは?」  そこでさっき王様役を選んだ容器を持って来て、全員へとそれを回してクジを引いてもらうと、 「今回の王様役は、私みたいね」  そう言って赤く塗られた割り箸を出したのは、普段お姉攻役で売れている奏空(そあ)だ。  それで今回の王様役は決定した事になるだろう。 後はネコとタチを決めるようだ。

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