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64 ※お互いに胸を触りっこ
その後は二人で唇を重ねながらお互いの胸を触り始める。 時には胸の突起を摘み、時には指先で弾いたりとお互いがお互いに相手が気持ち良くなる事をしているような気がする。
他のメンバーもこの二人がやっている行為に見惚れてしまいそうだ。 確かに、お仕事でこういう行為はしているものの、タチなら殆どは相手の体を触れるだけな事だろう。 ネコの方は殆ど触られるだけの事なのだから、お互いに体の至る所に触れるのは案外新鮮な事なのかもしれない。
「ふぁ……ん!」
未来の方がそう可愛い声を上げると、来未の方も未来にやられた事をやり返し、今度は未来が声を上げる。
相手の唇を吸い上げれば、相手の唇を吸い上げ返す。
これが兄弟の鉄則みたいなもんでもあるからであろう。 そうやったらやり返す。 これが兄弟からしてみたら当たり前の事なのだから。
「ふぅ……ぁ……あぁあん!」
未来が来未の胸の突起を強く摘んだのか、さっきよりも一層甲高い声が部屋の中を支配する。
二人は未だに立ったままの状態で、背中を逸らしてしまうと後ろに倒れそうになってしまうのだが、それを未来が止めたり来未が止めたりしているようだ。
立ちながら相手の首筋を舐める姿なんか本当に画 になるのかもしれない。 しかも胸の突起をお互いに弄ってるからなのか、浴衣の胸の辺りははだけそれがより一層色っぽさを醸し出しているのであろう。
これで背景が満月だったら、もっと画になるだろう。
そんな二人の姿に来夢の方は息を飲み込む程だ。
この二人が売れているのは、リバだからというのもあるのであろうが、顔もなかなかの爽やかな顔立ちで身長もそこそこあるからなのかもしれない。
お互いに好きだからなのか、それとももう胸だけで気持ち良くなって来ているのか、浴衣の下では既にお互いのが勃っていて、たまにこう上手いようにモノの先端部分が擦り合わされているようにも思える。 だからなのかもうモノが擦れる先端部分辺りの浴衣は滲みを作っていた。
「はぁ……んん! ぁ……」
そう未来が言えば、来未の方も、
「ぁん……ぁあ! ……ぁ」
という声が聞こえて来る。
そう相手が先に触れるとその後直ぐに触れたり、または同時に胸の突起に触れたりするからほぼ同時位にお互いの声が聞こえて来るのであろう。
その姿に見惚れてしまっていた来夢だったのだが、急に思い出したかのように、
「次は、お互いに浴衣を脱がして下さい!」
そういきなり二人に命令を下すのだ。
命令を忘れていたかのように来夢の方は頭を一遍振ると、いつもの表情に戻したようだ。
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