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69 ※お互いに中に玩具

「え? あ、どうぞ……」  としか答えるしかなかったようにも思える。  すると未来と来未は瞳を合わせた途端、唇と唇を重ね再び舌を絡め始める。  確かに、中にローターを入れる以外は命令してなかった来夢なのだが、まさか二人がいきなりそんな事を始めるとは思ってなかった事なのであろう。 「ん……」 「はぁ……」  もう二人の間で甘い声が聞こえて来るのだ。  見ている来夢達が口をポカリと開け二人の演技に没頭してしまう程だ。  暫くして、未来は来夢に、 「来夢さん……来夢さんが言っていたローター取ってもらえませんか? 今からお互いの中に入れるのでね」  そこまで言うと未来の方は来夢の方へと向かいウインクするのだ。 「あ、はい! 分かりました!」  そう言って来夢は未来にも来未にもローターを渡すのだった。  来未も未来もローターを手にすると、再び唇を重ね、立ったままの状態でお互いに腕を後ろ手に回し、お互いの後ろの蕾へとローターをゆっくりと入れて行く。 「ん、んん……! んっ!」 「ぁ……んん!」  入れる時に一瞬二人は息を詰まらせたものの、その後はローターを奥にへと入れているようで、指も中へと入って行っているようだ。 「もう、ちゃんと奥にローター入った?」 「うん……入ったよ……来未ちゃんの方もちゃんと中にローター入った?」 「入ったよ……未来ちゃん……」  普段二人はお互いそう呼んでいるのであろう。 だから撮影でもそうお互いの事を呼んだのであろう。 「じゃあ、未来ちゃん……ローターのスイッチ入れていい?」 「勿論、いいけど……じゃあ、来未ちゃんの方もローターのスイッチ入れていい?」 「いいよ……」  そうお互いに確認し合うと、お互いのローターのスイッチを手にしているのか、二人同時にローターのスイッチを入れるのだ。  その瞬間だっただろうか、 「やぁあん!」 「はぁあん!」  という声を上げる二人。   仕事でもだが、きっとプライベートでも二人は体を重ねているのであろう。 だからなのかお互いの体の事をよく知っているのかもしれない。 いや双子だからこそお互いの体を知っているという事なのであろう。 「ぁ、凄いよねぇ……」 「何だか、僕の方も今日は凄く感じられているような気がするんだけど……ぁ……なんか、ホント、今いい所に当たってる……っていう感じかな?」 「それは、言えてるのかもね……ぁあん! いいよぉ……流石に中にローターが入ったままでは、立ってらんないかもしれない……ん」 「だけど……今日はさ、このまま立ったまんまでやろうよ……」 「ふふ……いいかもね……ちょっと、キツイけどさ……」  二人はそんな会話をしながらもお互い見つめ合い、ふふふとしていた。

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