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70 ※中に玩具、先端部分を擦り合わせる
中にローターを入れたまま見つめ合っている、来未と未来。 そのままお互いの事を見つめ、唇を重ねるのだ。
「ふぅ……ん……」
「ぁ……ふぅ……」
そう二人の口からは甘い声が漏れて来る。
「いやぁあん!」
「ぁあああん!」
きっとそんな甘い声が漏れた時というのは、中に入っているローターが中にある気持ちいいポイントを掠めたのかもしれない。
そして急に腰を動かし始める二人。 するとモノとモノの先端部分を擦り合い始め、そこでもまた水音を奏でる。
双子なのだからシンクロしたような音が聞こえて来るのだ。
本当に見ている者達が口を開けてしまいそうな演技。 寧ろ、見ている者は興奮状態になれる位なのかもしれない。 だからこの二人のDVDというのは売れるのであろう。
しかしドラゴン企画の男優さん達は本当に何かに長けている人達が多いのかもしれない。 だから、それぞれにDVDが売れるのかもしれない。
諒馬と玲音と京平だって三人で売れるものの、他にも売れる人達がいるっていう事だ。
「ふぅ……ん……今日は……本当に、気持ちいいねぇ……」
「うん……そうだねぇ……やっぱ、みんなの前でやってるからなのかな? すっごく、僕の方は興奮してきちゃったよ……今日は腰の動きもなんか早いような気がするー!」
「そうだよねぇー。 ホント、いつもより気持ちいい気がするー!」
そう言って一旦は唇を離していた二人だったのだが、再び重ね合わせるのだ。
そんな二人に完全に見入ってしまっていた来夢。 完全自分が王様で命令をするのを忘れている位に見入ってしまっているのであろう。
だからなのか、来未と未来の方はいつまでも立ったままヤっているようにも思えるのだから。
「わぁ……ホント、来未さんと未来さんって……凄い……」
独り言なのか来夢は思わずそんな事を口にしてしまった位だ。
だがいつまでもそんな二人の姿を見ている訳には行かず、翼が来夢へと話し掛けると、
「そろそろ、次の段階に行っても大丈夫なんじゃないんでしょうか?」
そう来夢の肩へと手を置き言う翼。
「え? あ、ああ! そ、そうしたよねっ!」
来夢の方は急に話を振られ、慌てたように答える。
「え、えーと……じゃあ……」
急に振られたもんなのだから、全く次の行為の事なんて考えてなかったのであろう。 首を捻ったり、視線を天井へと向けたりして考えてしまっているのだから。
「わ、分かりました!」
急に来夢はそんな大声を上げると、
「モノにリングを付けてイけないようにして、後ろの蕾をもっと激しく玩具でやるっていうのはどうでしょうか?」
その命令に未来も来未も視線を合わせ、
「り、リング……ですか!?」
「そんな反応をするって事は今まで二人はした事がないんですね?」
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