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 二人のそんな声に来夢は、 「でもですね、イきたくても、リングがあるのでイけないんですよ……」  とまるで、二人にドヤ顔をしているようにも思えるような感じだ。 「ぁあああん! やぁあん! ホント、玩具ぁああ! ソコ、ムリだからぁあああ!」 「僕も、ソコはムリムリムリぃい! ホント、イきたいっ! 自分のムスコがムズムズするぅうう! だけど、ぁあん! イけないっ!」 「こうイきたいのにっ! こない感じがぁああ!」  二人のそんな反応に笑いが止まらないのが来夢だ。  普段は小悪魔キャラで売っているのだから、他人がそんな目に合っている事が楽しくて仕方がないのかもしれない。  もう流石に我慢出来なくなってきたのか、未来は来未のモノに付いてるリングを取ろうとしたのだが、それを来夢が逃す訳もなく、 「これは、王様ゲームなんですから、王様の命令があるまで貴方達は動いちゃいけないんですよ……」  と流石に手を止めるのだった。 「ぁあん……でも……」  そう切なく悲しそうに未来は来夢の事を見つめる。 やっぱり未来や来未というのは、犬みたいな感じがするのは気のせいであろうか。 「イくのは、最後だけって事で……これは、王様からの命令になります」  そう言う来夢の方は笑顔だ。 やはり優越感の方が今は優ってるのであろう。 わりと優越感に浸っている間というのは楽しいもんなのだから。 「だけど、イった瞬間っていうのは、本当に気持ちいいですから、僕の事を信じて貰えると嬉しいですけどね」  笑顔で言う来夢。 だけど来夢の場合には普段ネコの方なのだから、やはりそこの所は説得力というもんがあるのかもしれない。  だからなのか来未達の方は仕方なく、今はもう来夢に従うしかないという事なのであろう。 「ソコにある気持ちいいポイントもいいんですが、奥にある気持ちいいポイントも玩具で突いてみてはいかがでしょうか?」  やはり意地悪気に言う所からすると確信犯という事だろう。 確かに手前側にある気持ちいいポイントもいい所でもあるのだが、奥の方だって十分に気持ちいいポイントなのだから。  来夢はいつもネコという立場なのだから、余計に気持ちいいポイントは知っているのかもしれない。 確かにタチという立場でもネコの気持ちいいポイントを知っているのかもしれないのだが、それでもやはりネコの方は気持ちいいポイントがより分かっているのかもしれないのだから。 「お、奥に!?」 「その反応は、まさか、そこもシた事が無いっていう事なんですかね? 本当にソコはヤバい位に気持ちいい所ですからねぇ」  ふふと笑う来夢は本当に楽しそうだ。

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