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「じゃあ、来未……この中に入っている玩具を更に奥に入れていくからね……」 「ああ、ぅん……僕も、未来の奥の玩具を入れて行くからね……」  二人はまたお互いの事を見つめ、そして後ろに回している腕に力を入れると、更に奥にまで玩具を入れるのだ。 「ぁあん! だめだめだめぇええ! やぁん!」 「はぁああん! ホント、イけちゃうぅうう! 何ぃい? この感じぃい?」  どうにかこうにか快感から逃れようとしているのか、気付いた時には二人共爪先立ちをしていたようだ。 そうやったって、全くもって快感から逃れる事が出来るはずもないのに、人間というのはそんな行動を取ってしまうのであろうか。 「ぁあ! 腰も勝手にぃいいい!」 「動いて来ちゃうのぉおお!」  お互いに思っているというのは一緒の事なのであろう。  そして二人共、完全に腰が動いて来てしまっているのだから。 前に後ろに横にと本当に縦横無尽に動いているようにも思える。  そう縦横無尽に腰を動かしている二人。 時折、お互いのモノも当たるようで、 「いやぁん! そこもっ!」 「ダメぇ! 今はそこじゃなぁああいい!」  という声も上がって来ていた。 「ぁあう! ココにまでイきたいっていう気持ちが来てるのにぃい!」 「まだ、イく事は許されないんですか?」  来夢の方へと視線向け、涙目でそう訴える来未。 「まだに決まってるじゃないですかぁ? でも、そこまで気持ちいいんでしたら、僕の方も良かったですよ……」 「ぅううん……」  返事とも甘い声ともよく分からないような返事をする未来と来未。  だが玩具というのは本当に人間ではないのだから疲れというのは知らず、二人が疲れそうになって倒れそうになっても振動を繰り返し、また新たに二人に刺激を与えるのだ。 「まだまだ、お二人に倒れてもらっちゃ困るんですけどー。 だって、今日の二人には、これも試して貰いたいのでね」  そう言って来夢が出して来たのは、二人同時に入れる事が出来る玩具だ。  ライムの方は楽しくて仕方がないのか、ふふふ、ってしている姿が目に入って来る。 「どうです? ま、お二人なら使った事がありそうですが、モノにリングがハマったままの状態で使った事はないでしょうね? 今日は普段やった事が無いような事をやってみるっていうのもいいのかもしれませんよ。 どうします? それを一旦抜いてから、コレ入れてみますかね? 流石に、中に玩具を入れたままコレを入れるのは無理でしょうからね」  流石にそこまで来夢の方は意地悪では無さそうだ。 そこにホッとしながらも、瞳と瞳を合わせ、アイコンタクトをする未来と来未。

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