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「も、もうっ! 未来は確信犯でしょう!」  頬膨らませる来未。 「ふふ……分かってたぁ?」  一旦来未のモノから口を離して言う未来。 本当に全くもって悪気というのは無いのであろう。  そして再び来未のモノを口へと含むと、さっきよりも水音を鳴らしくちゅくちゅという音を部屋内へと響かせ舐め続けるのだ。  それだけ集中して舐めているからなのであろうか、未来が気付いた時には完全に来未のモノは勃っていたのである。 そして未来は来未のモノから口を離し、 「これで、来未の方も満足かな? でも、来未ズルいよねぇ。 だって、今日は二回もイく事になるんだからさぁ。 それだったら、僕もう一回、来未の中に入れさせてもらおうかなぁ?」 「へ? え? いいんじゃないの?」  今にもとろけそうな声でいいながら、来未の方は半身を起こし、未来の唇に唇を重ねる。 「もう……ふぅ……こんなんじゃ、誤魔化されないからぁ……」 「……誤魔化しちゃうからぁ……」  その後にクスクスとし始める来未。  来未のクスクスと笑いに釣られてなのか未来の方もクスクスとするのだった。 「ホント、お前には負けるよな……」 「僕だって……」  そうお互いに言い合うと、それはそれで満足したようで、 「じゃあ、そろそろ未来の中に挿れてもいい?」 「挿れてもいいんじゃねぇのか?」 「なんで、疑問系なのー?」 「そこは、お前の自由な所だからな」 「ま、確かにねぇー」  そこで再び来未の方はクスクスとすると、 「あのさ、座ってお互いの事を見つめて、それで、未来の中に挿れたいかも」 「来未がそう言うんだったら、僕の方は全然構わないんだけどな」 「じゃ、そうしよー」  最後は半分独り言のように言うと、 「じゃあ、未来……僕の上に座って……」 「え? あ、ああ……ま、そういう事だよな」  そう改めて言われると急に恥ずかしかったのか、動揺してしまっているようにも思える。 「え? あ、じゃあ……来未の上に僕が乗ればいいんだよね?」 「う、うん……そうだよ……。 僕の肩を使っていいからさ、未来……」  甘えたような声で言う来未。 「え? あ、うん……」  未来は来未の前に向かうと、来未の肩に両手を付きゆっくりと腰を落としいくのだ。 「そう……そのままゆっくりね……」 「分かってるって……このままな」 「そうそう……」  来未の言う通りにそのまま腰を下ろして行く未来。 「もう直ぐ、僕の先端部分にぶつかるからね……そしたら、ゆっくり僕のモノを持って挿れてってね」 「あ、ぁ、うん……」  来未の指示に従って行くと、来未のモノの先端部分へと辿り着く事が出来たのか、そこからはゆっくり自分の中へと挿れて行く未来。

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