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23.※性行為

学生が一人もいないはずの講義室。その中に、およそ似つかわしくない抑えきれない嬌声と淫らな水音が聞こえてくる。 「やぁ⋯⋯っ! げん⋯⋯、いちぃ! そんなに、しつこ、く⋯⋯っ、しないでぇ! ⋯⋯んっ」 「しなきゃ、後々大変になるぞ。卵ですら悲鳴上げるくせに大人しくしろって」 「だ⋯⋯ったら、やめて⋯⋯っ」 「言っただろ。体に直接聞くって。それと実験な」 「うっ、ふぅ⋯⋯っ!」 いつかのために持参していたらしい潤滑液をまた垂らされて、その冷たさに体を震わせた。 それから、容赦なく後孔に挿入(はい)り込んでいく指に、最初のうちはそんな汚い部分を、と思っていたのがやがて、先ほどの冷たさとは違う、腰が砕けそうなものを感じ、気づけば黄丹の指を締めつけていた。 「お前、そんなにも締めつけたら解せないだろ。それとも、そんなにも気持ちいいのか?」 「そっ、ん⋯⋯な、わけ⋯⋯っ」 「ふーん⋯⋯あ、そう」 「あ、ひぁう!」 急に引き抜かれて、嬌声が室内に響き渡る。 自分ら以外いないとはいえ、校舎内でこのようなことをしていると思えば思うほど、この痴態に羞恥と快感に打ち震えていた。 「お前、本当に素直じゃねーよな」 「っ!」 チャックの音がしたかと思うと、孔に何かが当たった。 「けど、体は欲しがっているみてーだから、くれてやるよッ!」 「⋯⋯ッ!!」 指よりも太いモノが急激に挿入(はい)ってきて、火花が散った。 何が急にナカに挿入(はい)ってきたのか理解する前に、黄丹が腰を打ち鳴らす。 「あっ、あッ! んッ、あぁ! あ⋯⋯ッ、んぁっ、あッあっ!」 拒む声を上げる隙を与えられず、腰を打ち付けられる度に盛った雌のような声を上げることしかできなかった。

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