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第18話

ようやく本当の意味で結ばれた僕たちだったけど、遠距離やバイトで二人の都合は合わずメールや電話だけでつながった状態で会えないことのストレスが溜まっていった。 それと同時に僕らは就職活動もぼちぼち始めなければならなく電話わやメールもこれまでと同じようにはできずにいた。 「なぁ、亮太は就職こっちに戻るのか?」 「多分戻らないかな、ちゃんと考えたんだよ…でも大学で学んだことを活かせれられのは、やっばり東京の会社なんだよね、、」 「そっか…」 「優のこと考えなたったわけではないよっ!」 「あぁ、でも実際いつまでこの状態なんたろうな? こんなやりとりが増え、気まずい空気になるからか連絡はこれまでより減ってきた。 これからの二人がどうするべきなのか…僕だってゆうの側にいたいし、好きと言う気持ちは変わらない、たとえこの先遠距離が続いても別れる気はない。ただ、自分がしたいことを諦めて優のいるところに行ったほうがいいのか…喧嘩ではないがお互いに冷戦状態だった。 そんなある日、三年になり就職活動や論文など一、二年の時とは違う状況になり論文作成や急な就職についての情報収入のため人と会うこともあるのでバイトはセーブしていた。もともと、実家からの仕送りがあるためそんなにバイトをする必要はなかったのだが社会勉強も兼ねてやっていただけなので生活が困窮するわけでもない。 今日は、その情報収集も兼ねた飲み会だ。外から見ると男女がいるし合コンに見えるかもしれない。中には大学生活中に仲良くなった子もいて横に並んで歩き出す。 「ねぇ、本当就活ヤバいんだけど、亮太くんはどうするの?」 「僕の場合、地元に戻るかこっちににいるかで悩んでるから就活以前の問題だよね…」 「やっだー暗くならないでよ!まぁ今日は楽しみましょ! と言いながら腕を組まれグイグイ引っ張られる。振り払うことはせず、ちょっと待ってよ〜なんて言いながらついていく。 だか、大学の門に一人の男が立っていることに気づいた。みんながチラチラ見て「誰の知り合いだろ?めちゃくちゃイケメン!彼女まちかな?」などと相手に聞こえないように言う。誰かいるのかなと振り返ると優だった。 「えっ優!?どうしたの?」 僕の質問に答えない。そりゃあそうだろ…僕の腕にはしっかり女の子が腕を回して、まるで私のです感が溢れてる… 「勝手に来て悪かったなっ忙しそうだから帰るわ」 「いやいや、ち、ちよっと待って」  腕を組んでいる女の子は離す気などなく余計にへ強く絡めるもんだから追いかけるのが遅くなってしまった。 ようやく力尽くで話して走り出した時には優の姿は見えず慌てて電話をかける。 プルルル  プルルル 「やっぱりでないか…」 さっきの飲み会の幹事に断りの電話をして家に帰った。 もしかすると家を知ってるから来るかもと期待していたのだ。家に着いてから何度も電話したけど、やっぱり出ない。メールもした。もう今日は無理かなと思った時、最後にしようとかけた電話にででくれた。 「優?」 「……」 「優?僕に会いに来てくれたんでしょ?サプライズ嬉しかったよ。まだ帰ってないならウチにおいでよ。僕帰ってきてるからさ」 「…でも、、」 「ん?でも何?」 「お前にきつくあたっちまう」 「いいよ、殴られるのは痛いから嫌だけど、どんなことでも聞くから話して。それに優の顔見たいよ」 「…もう家の前にいる」 「えっ!うそでしょ?」 カチャッ 「優!」 思わず抱きついてしまった 「入って!でも、どうして急に来たの?」 「やっぱり迷惑だったよな?」 「そんなわけないじゃん、僕は嬉しいよ」 「でも、さっき女といい感じだった…」 「あれは無理やり腕を絡めてくるんだよ、やめてって言ってもやめないの…あー言うのどうしたらいいんだろうね?」 「俺のことは誰もしらねーの?」 「優と付き合ってること?」 「そう、知ってたらあんなことしないだろ?」 「誰にも言ってないかな。何?優は言って欲しいの?てか、優は言ってるの?」 「俺は隠してないから聞かれたら男と付き合ってるって言ってる」 「すっすごいねっ!でも、何か嬉しいかも。タイミングがあれば友達に言ってみようかな…でも、やっぱり怖いかな…」 「無理にとは言わないけど、お前はおれのだろ?」 「うん///」 「だったら、あんな女に身体触らせるようなことさせんなよ」 「うん、分かった」 嫉妬!?優が嫉妬!?何か嬉しくてニヤニヤするのを必死で抑えた。ニヤニヤ

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