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気まぐれ 6
怜旺の動きに合わせるようにして深く咥えこみながら、臀部を鷲掴みにして左右に割り開かれ、双丘の間にあった窄まりを指先で軽くつつかれる。
「んんっ」
その瞬間、怜旺の身体がビクッと跳ね上がった。
圭斗は怜旺の弱い部分を熟知しているかのように、怜旺が感じるポイントを的確に攻め立てる。
「んっ、ふぅ……っ、ぁ……っ」
深く飲み込めば指を深く差し込まれ、先端だけを口に含めば浅いところを撫でて焦らす。
同じ動きが自分に返ってきていると気付いて、怜旺は眉根を寄せて喘いだ。
「あっ、は……っぁっ、は……っ」
「すげぇ気持ちよさそうだな。ケツ弄られながら咥えんのそんなに好きなのか?」
「……っ」
違う、と言ってやりたかったがそんな余裕なんてなかった。前も後ろも刺激され身体はどんどん昂められていくのに決定的な快感は与えられない。
「んっ、ふぅ……っ、は……っ」
もどかしさに自然と怜旺の腰がくねる。圭斗のモノを夢中でしゃぶりながら気付けば怜旺は自ら強請るように腰を動かしていた。
「あー、やべ……っ、すげぇクる……」
怜旺の痴態に圭斗は切なげに目を細めると、興奮したように息を荒げ指の本数を増やして抜き挿しを繰り返す。
「っ、んんっ、はっ、あ……っぁあっ!」
ぐりっと前立腺を刺激されればひとたまりもない。途端に喘ぐ方が多くなり、怜旺は堪らず口を離した。
「あっ、は……っぁ、んんっ、や……っ」
「おいおい、ちゃんと口使えよ」
「も……っ無理……だっ」
「仕方ねぇなぁ」
圭斗は一旦手を緩めると、今度は自分の番だと言わんばかりに深く怜旺を飲み込んだ。
「あっ、ああぁっ! だめ、だっ、やめ……っ」
容赦なく責め立てられ、怜旺は必死に圭斗の肩を押し退けようとするが力が入らない。
「あ、ぁあ! も……出そ……っ」
怜旺は限界を訴えるが、圭斗はそれを無視し更に激しく怜旺を追い詰めて行く。
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