「声我慢すんなって」 「や、だって……ぁあっ」 「エロイ声、レオに聞かれちゃう～って？」 　意地悪い口調でそう言われ、カッと顔が熱くなった。 「誰が……っン、ぁっ、あ……」 文句を言ってやろうと思ったが、ズルリと引かれてギリギリまで抜かれたモノを一気に奥まで突き入れられてはそんな言葉など出てくるはずもなく、代わりに艶声が上がってしまった。 そのまま奥深くで小刻みに腰を揺らされて、堪らず圭斗の背中に手を伸ばした。すると直ぐに身体が密着してきて覆い被されながらグリッと奥を突かれる。その途端ゾクゾクとした快感が這い上がり、自然と圭斗の腰に足を絡めていた。 「あっ、ぁ……っあ！ ふっ、は……ぁっ」 身体が密着した分抽挿が深くなり、激しい動きでは無いのに奥を突かれる度に内壁がひくりと震え、圭斗の熱をよりリアルに感じてしまう。 「ん？ ここ？ 突いて欲しかった？」 「ちが……ぅあぁッ！ あ、ゃめ……」 そう言って腰をグッと押し込まれると、今度はまるで狙ったかのように怜旺の一番感じる部分に先端が届き、ゾクゾクとした快感が迫り上がる。 「うぁっ！ あ……っ、あっ、あっ」 「ここ突くと締まるよな、お前ん中……」 「っば、かっ……！ あ、ふぁあッ、そ、れ……ゃめ……んぁああっ！」 圭斗は執拗にその一点を攻め立て、その度に甘い痺れが全身を走り無意識に中のモノを締め付けてしまう。そのせいで内壁を擦る圭斗の形がはっきりと感じてしまい、あまりの恥ずかしさと気持ち良さに頭がどうにかなりそうだった。 「はぁ……ッ、やべ……なんかすっげぇ興奮する」 熱に浮かされたようにボソリと呟く圭斗の言葉に思わず顔を上げる。 視線の先には圭斗が苦しそうに眉を顰めて快感に耐えるような表情を浮かべていた。その顔の色気を目の当たりにして、腹の奥がきゅうっと切なく疼く。