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11 大翔視点

今日は始業式だし、午前で終わり部活動もないため皆帰り始めてる。帰りの準備してると前の席の立花くんが無表情のままそそくさと帰っていった。彼の今日の態度少し気になったけど まだ始業式で1日目だし、面識もなかったからそこまで気にしなかった。 俺も帰り支度して教室からでたら丁度 「大翔ー帰ろ?」 悠里達が来た 「4組は可愛い女の子いる?うちのクラスは 全然でさぁ、おまけに悠里はずっと泣いてたしで大変だった」 「泣いてないし!そりゃちょっとは寂しいけど友達だし」友達かぁ、、 奏太や智樹になら俺らの事言っても差別しない気もするけど元々この2人は悠里の親友だから 俺は何も言わない。 「じゃあ帰ろうぜ腹も減ったしさ」 4人で学校出た 奏太と智樹は途中で方向変わるので 「じゃ2人とも明日なぁ」 「またね悠里くん」 俺らも歩きだした。 「はぁーやっぱ大翔とクラス違うのはデカイよ 奏太達は一緒だったのは嬉しいけど誰かさんは全然寂しがってないし!ブウー」 はいまたご機嫌悪いフグモード発生 「顔に出さなかっただけだよ、俺だって寂しくて仕方ないよ。なんなら学校でもずっと悠里とくっついてたいくらいにね」 見えずらい角に悠里を抱き寄せ軽くキスした。悠里も嬉しそうで機嫌治ったようだ 「あっそうだ、今週三連休だからデートしよ? 名◯偵オシンの最新映画も始まるしさ 2人で見に行かない?」 「俺も観たかったんだ、行こ行こ」 良かった悠里も喜んでくれて。 クラスは離れても他で思い出を作ればいい。 もう現実の事件は起きてほしくない、 もしまた俺らに何があっても絶対悠里は守る。 去年の悲劇を繰り返さないためにも

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