登校中は出くわす率が低い。 トントンと後ろから叩かれた…もしかして… 「ひろ…」 「おはよう悠里くん」 智樹だった。 ちょっと残念だけど智樹は大事な親友だし、昨日は迷惑かけたし、、 「おはよう昨日はごめんね、取り乱して」 「大丈夫だよ、悠里君こそ大丈夫？」 「うん、今日は部活もないし会わずに済むから」 「今日は念のためなるべく僕のそばいてね？」 「ありがとう、智樹は本当優しいねいつも助けてくれて」 去年もだけど昔から智樹にはいつも助けられてっぱなしだ。いつか恩返ししたいな 「僕は悠里君の役に立てるだけで嬉しいから」 ちょっと変わり者だけどいい奴だ。 教室まで着いて奏多はもう来てた。 「おっす、今日は2人でラブラブ登校ですかぁ」 「そんなんじゃないし…たまたま一緒になったんだ」 「おっす」 そう言えば 「今度さ家でバーベキューするんだけど父さんが俺や弟の友達呼んでいいって言ってるから良かったらどう？」 「バーベキューいいなぁ俺行く」 「せっかくの好意だし、行こうかな」 「あとは大翔も誘うんだろ？」 「当然、もちろん今日も遊ぶ予定だから」 「そうなんだ……」 智樹の表情変わったような？ 「久しぶりに4人で遊びに行きたいと思ったけど俺今日に限って用事あってさ」 「君はいつも暇なくせにねw」 「智樹失礼な、俺にだって予定くらいあるさ」 自慢気に言っていつものやり取りにほのぼのする。 今日乗り切れば大翔に会える 「はーいおはよう、始めるぞー」 朝の会開始だ