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「何、怯えてるのか? 可愛いな春輝…――」
蓮爾は余裕の言葉で俺の耳もとで、絡み付くようにエロく囁いてきた。奴のエロい低い声に妙に体が熱くなった。
「ッ…――! 誰が…!?」
俺はあくまでも奴に対抗的だった。蓮爾は舐めるような視線で俺の体を見てきた。視姦されると快感に身を震わせて、思わず体を軽くブルっと震わせた。
「てめー、ガチで俺の事を見てくるんじゃねぇ!!」
顔を反らしながらも強きな口調で言い切った。蓮爾は、やらしさ全開でサド気溢れる口調で言い返した。
「クスッ。口で俺にそういってる割りには、体は随分と素直じゃないか。お前に触れなくても俺はわかるぞ。隠すだけ無駄だ――」
そう言って蓮爾は、目線を俺の股間の辺りに目をじっくり下ろしてきた。舐めるような視線に、そこで頭がおかしくなりそうになった。
『どっ、どけよっ!!』
俺は奴の腕を振りほどこうとした。しかし、蓮爾はそこからどく気配もなく。俺の両手を片手で掴んで壁に強く押さえると羽交い締めにされた。
「てっ、てめ~! 何しやがる!?」
頭がカッとなると敵意を剥き出した。蓮爾は、俺にサド気を放ちながら更に怪しくせめてきた。
「春輝、目で犯してあげようか――?」
蓮爾は俺の近くで、いやらしく耳元で囁いた。奴の怪しい視線に頭が変になりながらもその事を否定した。
「ふざけんな、この変態っ!!」
その場で抵抗すると、奴の前足をバシバシ蹴った。
「腐れ教師、図にのるなよ! テメーがしている事はモロ犯罪なんだからな!?」
「え? 何か言ったか? すまん聞こえなかったぞ」
『テメー殺す! キル・ユー!!』
すっとぼける奴にキレると、殺気だった勢いで言い返した。蓮爾は目の前で苦笑すると、もう片方の手で俺のアゴを強引に上にげてきた。
「ッ――!?」
「悪い子だな。そう言う口の悪い子にはたっぷりとお仕置きをしてやらないとな?」
ゾクッ。
その瞬間、身体に電撃が突如走り抜けた。蓮爾は怪しく俺の耳元に唇をそっと近づけると、片方の耳をそのまま噛んできた。
「ッ――!」
全身が熱くなると思わず吐息が漏れた。
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