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春輝・妄想喫茶
…―随分と時間が過ぎた。
気がつけば時間は午前中の授業の半分も、過ぎていた。
俺は職員室にいると上目使いを使って。
俺にコーヒーを手渡してきた女の教師から。
淹れたてのコーヒーを俺は受け取った。
俺は愛想笑いを浮かべて取り合えずだが、コーヒーを彼女から爽やかに受け取る。
「どうも!」
俺に上目使いを使う女は嬉しそうに喜んだ顔を俺にした。
しかし、それならまだしも可愛い所だが、この女は俺の事を端から狙っていたのだった。
――峰月リエカ――。
只者じゃない女だ。
俺のそばに近づくと、いきなり俺の腕から自分の腕を通し。
いきなり腕を組んで来てにこやかに笑うと、俺をしたたかに狙ってきたのだった。
豊満なバストを俺の方に押しつけながら、何気無くアピールしてくる。
俺にずいずいと迫ってくる瞳はまるで女豹そのものだ。
俺は完全に気づかないふりをしてコーヒーを一口飲んだ。
峰月リエカは、とにかくお色気ムンムンの女教師だ。
色気を振り撒き男を魅了する。
ある意味男にとっては危険な存在の彼女。
その女に俺は最近しつこく狙われている。
しかも峰月リエカは何故だか男子生徒には人気の女教師だ。
自分の胸を寄せては胸があいた大胆な服を着て。
豊満なバストをユサユサ揺らしながら歩いている。
オマケにかの有名なハリウッドスター。
マリリンモンローのように、可愛いお尻をフリフリさせながら。
学校中の男子達を魅了しながら歩いていると言う始末だ。
こうなると、もはや誰にも彼女は止められない。
お色気ムンムンの誘惑女教師の毒牙に俺はかけられようとしていた。
俺は然り気無く自分の机に座った。
すると、峰月リエカも俺のそばに
近づいて来た。
リエカちゃんは俺の机の上に大胆に座ると。
そこで足を組んでスラリとした足を、俺に誘惑しながら見せつけた。
「蓮爾せんせぇい最近冷たいですのね」
「今度ドライブに一緒に連れてってくれるって言いましたけど…」
「それは、いつかしらぁ?」
「リエカ待ちくたびれましたわ~」
「化石になりそう」
彼女は俺にそう言った。
俺は自分の机の上に乗っている峰月リエカに何気無く突っ込んだ。
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