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春輝と蓮爾の野外活動

「何でお前オレの名前知ってるんだよ?」 そう訪ねると男子生徒はすぐに答えた。 「…僕、水嶋君とは同じクラスですよ!」 そう言うと春輝は何かを思い出した。 「あっ!ひょっとしてお前…」 「窓際でいつもアニメ雑誌やアニソン聞いてる」 「変なオタク男子か…!?」 春輝がそう言うと、男子生徒は照れながら言った。 「……はい!」 男子生徒が返事をすると春輝は言った。 「お前クラスの中で存在感薄すぎだぞ!?」 春輝がそう言うと男子生徒は言った。 「僕、目立つのは好きじゃないんですよ…」 「それに僕、水嶋君みたいにそんなにカッコいくもないし…」 「クラスの女子にも相手にされないし…」 「ぼっ僕には暗いのが丁度いいです!」 男子生徒がそう言うと春輝は両腕を組んだ。 「そー言うものなのか?」 「お前さ、オタクやめて」 「普通にしていれば…ソコソコさ」 春輝がそう言うと蓮爾は横から言った。

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