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春輝と蓮爾の野外活動
2年B組の担任の教師がマイクを持つと、
クラスの生徒に今回の目的を話した。
「今回の野外活動は自然と友情に触れあうと言うのが私達の目的です!」
「きっと自然は私達にすばらしい事を教えてくれます!」
「二泊三日間と言う少ない期間ですが…」
「この二泊三日間は高校生活の中でとても、すばらしい思い出として皆さんの心に生涯残ると思います!」
「野外活動のなかで一番の醍醐味は、よるのキャンプファイヤーです!」
「皆さんもきっとこのキャンプファイヤーを今から楽しみにしていると思います」
「ですが、そのまえに1日目はハイキングがありますので…」
「皆さんけして、それを忘れてはいけません!」
「高原の一面に広がる草花に青空に流れる雲
等をそよ風に吹かれながら皆さんで一緒に楽しみましょう!」
「それだけじゃありません!」
「他にも…焚き火による自炊や」
「楽しいテント生活も待っています」
「普段では経験できない体験を二泊三日間を通して、逞しさを身に付けて下さい!」
担任の教師の真面目な演説が終わると、
バスの中では重たい空気が流れた。
大半の生徒達はバスの中でゲンナリして、
一気にやる気をなくすと。
バスはとうとう目的地へとついたのだった…――。
-春輝と蓮爾の野外活動-(前編)
NED
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