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20 光希の救出

ピンポン 《中へおいで》 ガチャン 「お邪魔します」 光希お願いどうかいますように リビングに通された。 どれかの部屋にいるはず。 でもまずは 「あー陽加会いたかったよ。 辞めたなんて聞いて悲しかったんだ。 もう離さないよ。さぁベット行こうね」 部屋に通された。よし 「トイレ行ってくるから待っててね」チュッ 「うんローション準備しとかなきゃな」 俺は廊下に出てリビングは無人だ。 急いで玄関鍵開けて、入口のロックもボタンで解除したら大輝も入っていった。 1つ目はクリア。 後は光希がいるかだ。 あんまり遅いと怪しまれる。 そっとだけど1つ1つ部屋を見てみたが居なかった。 だけどあれっ? 1つだけ鍵のついた部屋があって開けられなかった。もしかしたらここに? でもまだ確証がない。 俺はなるべく小さな声でドアに顔近づけて 「光希いるなら返事して? 陽加だよ。助けに来たんだよ?」 耳を澄ますとなんか微かには音がしてるけど返事がない。やはり開けないとだめか? 確証がないと大輝は中まで入れない。 「大輝どうする?」 トイレに入り小声で聞いた 《俺はドアの前にいる…一か八かだ。 光希さその部屋に恐らくいる。 最後の手段を頼む、何かあったり光希を みつけた瞬間に俺も入るから安心しろ》 「分かった…すぐ助けに来てね」 ガチャン 「待ったよ陽加…さぁおいで?」 「光希はどこ?いるんでしょ? もうバレてんだよ!だから来たんだ。 光希を返せ!」 高橋の顔つきが変わった。 「光希は来てないと言っただろ? 証拠でもあるのかい?」 「GPSだよ、残念だったな俺や光希は 客トラブル避けるために2人でこっそりやってたんだ。電源消したりどこかに捨てても最後の互いの居場所は分かるんだよ。 パスワードが分かる俺だけな」 「アハハハ……なるほどね。うかつだったよ。元々陽加がいけないんだよ。 僕から離れていこうとしたから代わりに 光希を僕の物にしただけだよ。 2人とも消えたら困るからな… だがかなり気に入ったよ…光希は俺の物だ。 それに陽加も失踪中の未成年だろ? 警察呼べるのか?えっ?」 自供したなやっぱりコイツが 「鍵の掛かってた部屋に監禁してるんだな? 会わせろ!」バチーン!叩かれた 「光希とい陽加とい口が悪いな中卒のガキは。まぁいい光希はだいぶ仕上がったよ。 陽加も虜になろうな?」 「俺が変わってやるから光希は解放して」 「いや、知られたなら2人とも帰せないな。 それに光希1人じゃバテる。 せっかく愛する陽加も来たんだ。 2人とも一生居てもらうからな」 ガチャン 「光希!」 「アッ…ウウ……アアッ」 足に鎖がついてて、うつ伏せで倒れてた、 裸でアザもたくさんあるし、お尻の穴は開きっぱなしで本人はかなり泣いた跡があり、 よだれ垂らして、ビクンビクンって震えている。 「光希!陽加だよ。聞こえる?」 「アッ…ご主人様……あ…入れ…て…」 よだれ垂らして目が焦点が合ってない… かなりおかしくなってる。 こんな光希見たことない 「どうだい? 今では僕の物じゃないと感じないさ、 さっ陽加も仲良く虜になろうな?」 「このクソヤロウ!」 バタン……ドスッ 「ウウッ……」ドタン 「ハアハア陽加大丈夫か?光希!」 大輝が高橋に腹パンして床に落とした。 合気道は得意と言ってたけどこれも? それより 高橋の持ってた鍵のどれかに 「多分光希の鍵はそれ」 複数ついてた鍵のうち1つは光希の鎖用だった 念のため今は両手用の鎖を高橋につけてまずは光希の服とスマホを見つけてた。 「光希ウチに帰ろうな、分かるか? 大輝だよ」 「あっ…うぁ…い…きぃ?」 「ごめんな遅くなって…一緒に帰ろう」 チュッ 大輝は抱き締めてキスをした。 光希は無表情で涙流してた… 相当辛い目に合わされた筈だ。 今は身体や心がぼろぼろだけど、 俺達が治るまでそばにいてあげよう 動けないため俺らが服を着せて大輝がおんぶした。 高橋に鍵を渡してた。 多少外すのに時間かかりそうだな。 「待て、光希を返せ! 貴様誰だ?こんな事してただで済むと」 「ただで済まねぇのはテメェだよ! 未成年を監禁して性行為した証拠や自供映像、名前も住所電話号も会社もバレた。 これがどういう意味かぐらい分かるだろ?」 「チッ!脅す気か? なら金を出す。 代わりに光希と陽加を置いてけ、 いくらほしいんだ?」 「バーカ金なんか要らねえよ! 陽加と光希に近づくな。それだけだ。 金あんならむしろ新しい相手探すんだな。 いいか次近づいたら容赦しねえぞ!」 「なっ!なんだコイツ……チッ分かったよ」 なに今の…大輝の目がかなり怖かった…… いや目がもう殺意すら感じた…… 《繁華街に来たばかりの頃のアイツは今とは 別人で暴れまわったりとかなり荒れてたんだぜ?えげつねぇ事もかなりやってたんだぜ》 直人も言ってた俺の知らない裏の大輝…… 高橋も表沙汰にはしたくないらしい 大人しく従ったみたいだ。 「大輝早く帰ろ?光希休ませなきゃ」 「ああっ行くぞ」 バタン こうして光希の救出は無事終了した。 後は光希がどのくらいで回復するかだ。 帰りはタクシーで帰った。 光希は大輝にもたれ掛かってる。 大輝んちに着いて光希はベットに寝かせた。 しばらく寝てないのかすぐ寝てしまった。 「光希大丈夫かな?」 「身体の痣もだが精神状態が不安だな… 相当苦痛だったろうぜ 1週間以上も監禁されて毎日犯され続ければな。もっと早く助け出せてたらな… あの野郎もっとブチのめしたかったな」 「うん、流石にあれは俺でもおかしくなるよ。でも暴力はやだよ? さっきも怖かったんだから…… 昔の大輝にもう絶対ならないでね? もし昔に戻ったら別れて出ていくからね?」 「約束したろ? 護身やお前ら守る以外で力は使わないからよ。大丈夫だから心配すんな陽加…チュッ でもそんな怖かったか? ごめんな怖がらせちまって… とりあえず光希は病院も行けねーし 明日から光希の様子見ながら看病してやろうな?」 大輝は抱き締めなが言ってくれた。 優しい大輝だ。良かった 「うん約束ね」チュッ 光希がやっと帰ってきた。 身体も特に心が早く回復してほしい…

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