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54 憩いの場3

カランカラン 「いらっしゃいませー あらー…あんた達随分久しぶりじゃない!」 「いらっしゃいごめんね接客中だからママが」 「うん色々あって久しぶりになっちゃった」 「本当あれから大変だった。 大輝ももう少しで来るから」 今日はボックスに座ってコーラを貰った。 「じゃあ」 「「「乾杯ー」」」 「じゃあ長くなりそうな振り返り聞かせて頂戴」 カランカラン 「いらっしゃいませー あらっ大ちゃん丁度乾杯したとこよ」 「ああ久しぶりだな、待たせたな」 「真ん中どうぞ」 大輝も俺と光希の真ん中に座らせた。 「はいハイボールね、バイト帰りでしょ? お疲れ様」 「ああ、今日は店に2人が食べに来たんだ」 「あらっそうなの?今これまでを聞こうとしてたのよ」 「ママその事なんだがな……」 「ママお会計よー」 「あっはいありがとうございました、 ちょっと待っててね」 「ママ少しだけ貸し切りで頼めるか?」 ママも何か察したみたいだ。 「大丈夫よ、 お客様お見送りだけしてくるわね」 その後貸し切りの札にしたらしい かおるさんも混ざって話した 「最後に来たのは光希が居なくなった時だよな?だいぶ前だな」 「そうだったね俺っちはバカな事したよ」 大輝がそれ以降の出来事を全て話した。光希の監禁から俺と親父の事件も、Jの事も全て話した。 「ドラマ並みに次から次に事件起きたのね」 「軽く言い過ぎよ。まぁ2人とも無事だったから良かったけど、陽加は父親に対しては?」 「あんな奴に同情も悲しみもない。 でも死んだ今ではもう恨む気もないよ。 ただ今は大輝や光希といる事だから」 「俺っちも2度と帰らないし、大輝とずっと暮らすって決めたから」 「そう、アンタ達なら大丈夫だとは思うけど、大輝の事知った上で2人は居るって言うんだからそれほど好きなのね、安心したわ」 「俺もかなり不安だったぜ陽加や光希が離れていかねぇかな」 「昔はどうあれ俺は大輝が好き、もし今後どんな事あっても変わらないよ」チュッ 「俺っちもだよ大輝、直人達に何度迫られても断るから安心して」チュッ 「俺ももう失うのはごめんだ。 もう離さないからな」 「やっと3人で1つになったわねママ」 「本当一時はどうなるか心配だったけどね」 「ところで最近溜まり場の連中がまた荒れてきてんだよ。 新規や古い奴も関係なく秩序が乱れてる。 宗太郎や光一のような仕切る連中も見ぬ振りしてやがるんだ。 この前も暴行やレイプが堂々としてやがったのに皆居たのに誰も止めねぇ。このままじゃまた警察に目を付けられちまう」 「確かに最近迷惑行為が増えてきてるみたいな話は同業でも聞くわね」 「アタシは噂で聞いたんだけど溜まり場の仕切る人達が溜まり場の子達に無理やり稼がせてるみたいで、またそれが売春や闇バイト?みたいな事させられてるそうよ?」 「えっ!どういう事? そんな話聞いた事ないよ……ね大輝?」 「いや実際溜まり場連中自体は違法様々な事してる。それは俺らも含めてだ。ただ本人達が好きにやってるからまだストレスじゃねぇだろ?ただ今の話じゃ無理やり、しかも溜まり場に献金してる訳だ。事実なら気に入らねぇな」 「闇バイトは最近よく聞くわね。 若者が楽に稼げるからって犯罪を犯させてる。でも捕まりやすいし、使い捨てにされるだけ。皆ストレスは溜まってるけど居場所は失いたくないから必死にやって他で憂さ晴らしをしてる。それが喧嘩に暴力、レイプよ」 「最低過ぎる、皆を利用してそんな事になってたなんて」 「まぁアタシが言ったのは噂で事実かは分からないわ」 「それは俺が調べてみる。 アイツらが隠してるのなら許せる話じゃねぇからな。もちろん違う事を願うが」 「大輝もう溜まり場関わるのやめない? 俺っち自身あまりもう行く気がしないし、 今度は大輝に何かあったら俺っち……」 「光希…」 「俺も光希と同じ…元々行くとこないから仕方なく来てただけだし、今は愛の巣があるから。宗太郎に言ってメンバー抜けるよ」 「分かった2人には抜けてほしいと思ってたしそうしてくれ……でも俺にはまだ役目があるんだすまない」 「なんで差し入れだとか人助けとか… 溜まり場に関わり続けるの? 1年近く見てきたけどたまに期間空く時あってもほぼ毎日だったじゃんもう充分だよ大輝!」 「陽加・光希、分かってあげなさい。 大輝は罪と毎日向き合ってるのよ。 周りから見たら偽善とか思われてでも彼は少しでも出来る事をしたいのよ」 分かってはいるけどそれでも溜まり場は危ない奴もいるしまた昔の大輝になっちゃわないか 心配なんだよ。 「大輝は充分苦しんだ筈だよ。 俺や光希を悲しませる方がよっぽど罪だよ」 「そうだよ大輝…お願いもうやめて?3人で静かに暮らそ?」 「だがな溜まり場は俺やお前らのように行くとこもない逃げ場もない、金もないからどんどん狂っていく。 多少でも居やすい場所にしたいだけなんだ。 上のメンバーが腐敗してんなら尚更な 大丈夫無理はしねぇから約束する。」 「分かった…… でも本当に無理しちゃダメだからね?」 「分かった」チュッ 「俺っちも」チュッ 「さっそろそろ暗い話はおしまい… かおる貸し切り外して良いわよ」 「はーい」 「でアンタ達の3Pぜひ聞きたいわね」 ここからしばらく皆で談笑した 「ありがとうございました、 またお待ちしてます」 「いつでも来なさいね」 「ああ、また来るぜ」 「じゃあねー」 「ご馳走さま」 帰りはタクシーで帰った。 3人で軽くシャワーだけ浴びてベットに裸で入った。いつも裸で寝てる。 いつでも出来るようにw 「お休み」チュッ 皆それぞれキスしてくっついて今日は疲れて もう寝た

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