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53 大輝のバイト先訪問

「いらっしゃいませ……2名様でご予約の前田様ですね?こちらのお席へどうぞ」 「はーい」 ちょっとおしゃれなイタリアンレストランだ。 パスタやピザ、色々ある。 「どれも美味しそうだね?」 「うん、そう言えば大輝見えないね」 「うん、奥かな?」 数日前 「ただいまー」 「お帰り大輝遅かったね?」 「ああ少しトラブルがあってな対処してた」 「溜まり場で何かあったの?」 「春馬を巡って陽菜が暴行されたり、新規の蓮がレイプされてたり……ったく治安がどんどん悪くなってきたぜ。宗太郎には言ったんだがあんま深く考えてねぇし、俺と咲哉で考えろとよNO.2が聞いて呆れるぜ」 「春馬って事は茜だね? アイツ本当性格悪いから俺っち嫌い」 「蓮も大輝来るまで放置されてたって事? 助け合いやルールどこいったんだ?」 「溜まり場も増えてきてクズみたいな奴も増えた。内部崩壊が始まってんだろう。またバカがやらかして摘発が入らなきゃいいがな」 「うん、、 あっそうだ今度大輝のお店行ってみたいな?」 「2人で話してたの…1度見てみたいねってさ」 「別に良いけど、じゃあ予約するな?」 「名前は前田でね」 「オイッそれは俺の苗字だ!」 そう彼は前田大輝がフルネームだよ 《ここで大輝の苗字判明》 「だって奥様みたいで良いじゃん」 「好きにしろ」 「前田陽加……悪くないね」 もうアイツの井上じゃない! 法律なんか関係ない、気持ちは前田陽加だ 「陽加……そうだな」 「俺っちも前田光希だよー」 「2人とも違和感ねぇな」 当日に戻る 「お待たせ致しました」 大輝が出てきた。ワイシャツにベスト 制服も良く似合ってる。 「あ…ありがとうございます」 頼んだ品を丁寧に並ばせて行き最後に笑顔で 「ごゆっくりどうぞ」 大輝は奥に戻った。 「カッコ良かったね大輝」 「うん、俺っち惚れ直しちゃうよ」 味もとても美味しかった コース料理で評判だと言ってたから大輝がわざわざ予約してくれた 「とても美味しかったね」 「うん、大輝も忙しくしてるし、 人気な店なんだね?」 大輝もウチとは違った雰囲気だ。 凄く丁寧で真面目に働いてる。 当たり前だけどちょっと違う大輝が見れて嬉しかった。 「確かに込み始めたね、じゃあ俺らも帰ろ?」 会計後俺らはタクシーで かずこママの店に向かった。 今日は久しぶりだし、行こうかと話していたから大輝も終わったら来る

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