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「っん·····、ぅ·····、ふ········っ·····」  ーー気持ちいい。肌に何度も口付けられながら、膝から内ももにかけてゆっくりと指先で撫で上げられるじれったい刺激に腰が甘く跳ね上がり、ふわふわした感覚に包まれ、脳が痺れるようだった。  先走りをにじませる性器をじんわりと温かい粘膜に包まれると、下腹部がびくん、と浮いてしまう。 「ーーっぁ········、んん··········ッ」  性器の先端をちゅうと吸われる甘い感覚に、最近翠に色々とされているせいでついにこんな夢まで見るようになったのか、と心の中で翠を恨みながらも、ぼんやりとした意識の中ゆっくりと目を開けた。  すると、俺の股に顔を埋めている翠と視線が重なった。 「あ、起きた?」  おはよと腫れ上がっている性器にちゅっと口付けられると、先走りが溢れている先っぽがさらに濡れてしまう。 「ーーっ·····、す、い····················?!」  仁が自分の部屋へ行った後に、翠と二人きりになったリビングで、もう少しお喋りしようよとしつこく翠に誘われた。  身の危険を感じた俺は、この翠と仁の家にある客間とは名ばかりの自分の部屋へ身を寄せた。  仁もいるし手を出してくることはないとはいえ、いかんせん翠の行動は読めないのだ。  先程の仁の言動で気分が落ちていた俺は、ベッドでスマホを弄っている内にいつの間にか瞼が落ちてしまったようだった。  ーーのだが、なんだ、この状況は。 「あは、綾人くん寝てる間もずっと体ぴくぴくしてて可愛かったよ」  体は正直だよね、と笑う翠は竿をきゅっと掴んで持ち上げると、睾丸から裏筋までねっとりと舌を這わせた。 「ーーひっ··········、ぅぅ··········ッ」  体が震え上がりながらもやめさせようと足を内股にするが、がしっと膝の裏を捕まれ、余計に股を開かされてしまうのだ。  ぎょっとした俺は思わず翠の頭を押さえるが、翠はそれをものともせずに、空中に揺れている性器を頬張るかのようにあむっと口に含めてくる。 「·····ッぁ··········、ぁ··········っ」  亀頭から付け根までくぽくぽと滑る唇が熱くて無意識に腰を引いてしまうと、腰をきつく抱き締められ、翠から逃れられなくなってしまった。  翠の唾液と性器から溢れる先走りが交じって音がぐちゃぐちゃと部屋に響くと、次第に腹の底から込み上がってくるじわじわとした感覚に、腰が仰け反ってしまう。 「ーーす·····、い··········っ、やだ、も··········、ぃ·····、く·····っ、からぁ··········っ」  すると、翠はイっていーよとでも言うかのようにちらっとこちらに目線を向けた。 「ぁ··········、っぁ·····、っ·············ッッ」  そんな翠の視線から目を逸らせずにいると先がじんじんと熱くなり、とどまることの知らない熱がびくん、と弾け、翠の口の中で呆気なく果ててしまうこととなった。

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