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第6話

 四つの布団が気持ちよさそうに日差しを浴び、扇風機が止められる。 「また、いらっしゃいね」 「そりゃ、当たり前ですよ」  山葉と本田が笑ってそう言い。鈴木もおばさんに頭をさげる。 「それじゃ……」 「気をつけて帰るのよ」  手を振るみんなを見送り、オレは今ここで、大好きな人の、大切な人の隣にいる。

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