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1話 親友→BL。1
ジュポ、ジュポ
フェラって難し。
「ふぁ、、、ふぁぁ」
全裸で喘ぐ白い髪の男。
暗い部屋。
ソファの上。
数分前まで親友だった男のちんぽを俺は今しゃぶっている。
初めてする他人とのえっちは男同士になった。
ファーストキスも初めて 他人の全裸を見て勃起したのも
誰かの性器を初めて舐めたのもこの男になった。
ちんぽの味は皮膚のしょっぱい味がする
自分の肌を舐めるのと同じ味。
ジュポ、ジュポ
ぷっは
ハァハァ
スーーゥ
ジュポ、ジュポ
フェラって息継ぎ大変。
「ふぁぁぁ」
小さな喘ぎ声が聞こえる。
上手か下手かどうかわからないが俺の初フェラで喘いでくれてるなら嬉しい。
親友のちんぽをフェラしてるときの感情は1番上に嬉しいが来る。
俺はそんなに変態だったんだろうか。
親友は俺の手に指を絡めてきた。
恋人繋ぎになる。
腰が浮いて、足先がピンと伸びる。
イきそうなのだろう。
繋いでいる手に力が入る。
「イく」
この声ははっきり聞こえた。
ビクビク
ビュルルルル 体が痙攣すると同時に口の中に精液がでる。
ちんぽから口を離した。
イった方の腰の力が抜ける。
精液を飲み込む。
エロ漫画でフェラで口に出すシーンがあるがあんな風な口から溢れる量の精液は出ない。
口の中にある精液の量はせいぜいキャップ一杯程度。
味は苦いと表現されるが本当は何の味もない無味。
俺はその日、生まれて初めてBLをした。
俺は、皐月綾人。
全裸で寝ている男と出会ったのは高校一年生の5月ごろ。 2限目が終わった後、別の教室に移動する廊下のの列の後ろ。 俺はクラスに馴染めてなかった。 問題を起こしたとかヤンキーだったとかではなく馴染めなかった。 暗いからだろうな。
そんな俺に日葵は喋りかけてくれた。
「次どこです?」
最初誰かわからなかった。
こんな人クラスに居たっけ。
「隣の棟の2階」
優しく返す。 ありがと、いやークラスの輪ができた時期に登校って馴染めなくて寂しいね 事情を聞くに家庭のごたごたで今までの1ヶ月間学校に登校出来なかったらし い。
「僕、一葉日葵よろしく」
「皐月綾人、よろしく」
その日からお互いに友人となった。 二人とも同じ演劇部に入り、休日は二人で遊ぶ。
クラスも三年間、一緒。 毎日会っても楽しい仲、親友と呼べる関係となった。 高校を卒業して二人は別々の大学に進学するけれど今だに会える日は会ってい る。
高校を卒業したときに約束をした。
大学は違うけどお酒は一緒の日に飲もう。
その約束の日に酔った勢いでBLすることになるとはこの時二人は知らない。
フェラする4時間前。
日葵の家。
日葵は親がお金持ちらしくマンションの広い部屋に住んでいた。
広い部屋に男二人。
念願の宅飲み。
二人でお酒を持ち込んで乾杯している。
ソファに並んで座る。
初めての飲酒。
酔っ払うアルコールの量は知らない。
俺は一族酒飲みなので大量に呑んでも大丈夫だった。
一方、日葵はアルコール弱々。
数本のチューハイを呑んだだけで顔が真っ赤になった。
「ねぇ、彼女と別れた。
日葵は顔を真っ赤にしながら泣きながら抱きついてくる。
「あぁ重かった子?」
俺は聞き返す。
「そう、行くとこ会う人を報告しないと怒られるからめんどくさくて」
「モテる人は大変だねぇ」
「童貞は暇でいいね」
「うるさ」
「なんで童貞なの? 生物として恥だよ。」
「人間関係って怖いじゃん。嫌な思いするくらいなら関わらない方がいい。」
「ヤバ、現代社会の残念男性」
もみもみ
俺のお尻を揉み始める。
「このお尻も誰にも揉ませたことないのか」
「何でお尻、筋肉とかじゃないの? 」
「元カノがお尻好きだったからお尻すごく揉まれた。」
「何、アナルでも開通してもらった?」
「した」
「エッ、マジ?」
驚きで日葵の顔を見る。
「指でホジホジ?」
「表現キモ、でも指で」
「何を刺すの」
「俺のちんぽの形をしたディルド。僕のちんぽの型取りしてディルド作ったやつ」
「どやって型取った?」
「ちんぽを勃起させて、粘土に型取って萎えさせてから粘土から外してシリコンを流し込んで出来上がり」
「何のプレイそれ?」
「普段から元カノがオナニーするときに使って、それをセックスする時に俺に挿れることで愛を感じるらしい」
「重すぎないその子」
「だから、別れたんだよ」
「てかこの国に日葵のちんぽ2本あるってこと? 」
「5、6本ある。最初のちんぽから複製したらしい」
「無限増殖ちんぽじゃん」
「いやそうじゃん」
お互いに顔を見合わせて笑い合う。
「ハハハ、てかディルドないの見せてよ」
「あるよ、見る?」
日葵はベットの横にある三段ボックスの1番下を開けた。
「これが精力剤とおっぱい揉んで最大になった勃起ちんぽだ」
ディルドを取り出す。
それはちんぽと呼ぶにはあまりにも長くて太い。
うすだいだい色の大きなディルドが出てきた。
正直驚いた。
自分のちんぽとは比べ物にならないくらい長い。
俺の中指の先から手首のつけ根まである。
「それがお前の勃起ちんぽディルドかよ」
ディルドを握る。
「デカ」
始めて親友のちんぽを握る。
「フッ、綾人の小さいちんぽと比べたらかわいそうだな」
「いや、太さは俺の方があるから」
「長さ勝負じゃなくて、太さを勝負しようとする時点でお察しよ」
「うざ、結構硬い素材」
「そうそう、冷えディルドならその硬さで人肌で温めたら勃起ちんぽくらいの硬さになる」
「へぇー、ちんぽすご」
「あぁ、それ何回か僕のアナル挿れたやつだから」
「ふぇぃゃぁばっちい」
俺はディルドをソファに投げつける。
「おいやめろ。ちんぽ投げるな」
「アナルばっちい。出すとこに挿れるなよ」
「アナルセックスの良さを知らんな、おら」
日葵はボックスから別のディルドを投げる
胸にディルドが当たる。
「いやぁ、この家に増殖ちんぽ何本あんだよ」
笑いながら聞く。
日葵は右手に別のディルドを持ち、答える。
「3本だよ」
「原本ちんぽ入れて、4本だろ」
「お前のちんぽ入れて5本な」
「入れるなよ、いや挿れるなよ」
「ハメてやるよ」
「 気持ち悪いな」
俺は落ちたディルドを拾う。
「こんなのちんぽの件やめて酒呑めよ」
俺はディルドをグラスに刺して渡す。
「やめろ、ストローちんぽすなし」
グラスを奪い取ってディルドを抜く。
「ストローで吸うのもフェラするの変わらんだろ」
「違うだろ太さが、変態」
「いいぜ、変態どっちが勝負しょうぜ」
「急に?」
「ディルドボーリングだよ」
「なんそれ」
俺は飲み終わった空き缶を床に並べる。
「ディルドで転がして倒すんだよ。」
「本数少ない方が酒ショットで呑むか」
「おっけい、いいぜ増殖するちんぽ男」
「ザコちんぽには負けな」
カラコロロン
男たちは夜中にディルドを投げ、缶を倒す。
日葵はゲームが上手いが酒に弱い。
俺はゲームが下手だが酒に強い。
力の差はない。
ただゲームを進んでいくと日葵が酔いが回り、まっすぐ歩けなくなる。
2時間後
勝敗がつく。 俺が10本倒し、日葵が0本。
もうむり
日葵は倒れ込んだ。
俺の勝ち、お前がザコちんぽぉ! お互いに疲れ果てた。
空になった酒が机一杯に並んでいる。
何本呑んだかわからない。
あやとー
日葵が抱きついてきた。
酔いがまわっている。
「どうしたザコちんぽ」
「といれいきたいー」
「行けばいいじゃん」
「つれてってよ」
「わかんないから」
「ここ君の家だよ」
「 わかんないってば」
「しょうがな」
日葵を抱えて立ち上がる。
「あやとー」
「なに?」
「すき?」
「そんなに」
「すきっていって」
「はいはい、俺も好きだよ」
「りょうおもいだね」
肩を抱いてトイレに向かう。
「すきだよ、ほんとにすきだよ」
トイレに向かうまでずっと好き、好き言われる。
「ほらトイレ着いたよ」
「いやだ、はなれたくない」
「はいはい、外で待ってるからね」
「いやだ」
そう言っているが、俺は扉を閉める。
ジョボジョボジョボ
放尿音が聞こえる。
「あやとー」
「なに?」
「よんだだけ」
「そう」
めんどくさくなってきた。
扉が開く。
日葵が出てきた。
抱き抱える
下半身がパンツだけで出てきた。
「あやとー」
「ズボンは?」
「さきにかえった」
トイレにズボンが見えたが面倒くさいので放置する。
「はいはいベット行きましょうね」
「せっくすしゅるの?」
「しませんよー」
肩を抱えてベットに向かう。
「はい、ベット着いたよ。寝ましょうね。」
重たい体をベットに寝かせる。
布団を掛けてあげる。
「あやとー」
「ん?」
ボンボンとベットを叩く。
「こぉこ」
「寝ればいいのね」
「そう」
日葵の横に寝っ転がる。
「あやとすき」
抱きつく日葵。
「はいはい、俺も好きだよ」
「ほんとにすき」
「うん好きだよ」
めんどくさい。
「じゃあ」
チュ
キスされる。
「えっ」
驚いて口を離す。
ファーストキスだった。
酔いが一気に覚める。
「にげないでよ」
「ごめん、うぉわ」
日葵は俺の上に乗る。
「これでにげられないね」
「やめ」
口を塞ぐようにキスする。 舌を挿れてデープキスにする。
暴れる
友達と酔った勢いでデープキスとかありえない。
手で日葵を押し返そうとする。
日葵は俺の手首を押さえつける。
動けない。
頭ではイヤなのに体が思うように動けない。
いやだ、いやだ
日葵は俺の舌を絡める。
酸素が脳に回らなくなる。
全身の力が抜けた。
ちんぽにだけ力が入る。
勃起してしまった。
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