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二曲目
ある日、音也は音也の音楽を聴いた男に話しかけられた。
街路樹がある街角。そこで歌っていた音也は歌い終わるや否や一人の男に私はこう言う者ですと言われた。
男は名刺を音也に差し出し名刺を一瞥した音也はその目を見開いた。
「あっあなたは…」
「シーッ」男は口元に指を当ててそう言うとその顔を綻ばせた。サングラスでよく見えないが男は世界的に有名な音楽プロデューサー、桐生大我だった。
音也は動揺した。
あの、あの桐生さんがオレに話しかけてくれるなんて…。
音也は興奮した。
それから桐生にスカウトされた音也はデビュー曲、ただ好きな人の収録の為、収録スタジオに足を運んだ。
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