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九曲目
後日、音也は龍司と再会した。
芸能人御用達の個室がある店。そこで音也は龍司に再会するや否やその口を開いた。
「あっあの時は有難うございました。それからお久しぶりです先生」
「小園君まさか君がシンガーソングライターになったりするとは思わなかったよ」
「覚えててくれたんですね」音也は屈託のない笑顔を見せた。
その時、龍司は音也の屈託のない笑顔に心を奪われた。
それから二人は取り止めのない世間話をし始めた。
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