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「······っ、ん······ひっ、ぅ」 つい先程まで入れていたタンポンの部分に、それとは少々大きい異物が入ってきた。 急に入ってきたものを拒む肉壁を優しく解していった。 「あっ、んっ······な、に、して······ぇ」 「何って、今から葵のココに僕のを挿入()れるのだから、傷つけないために指で解してあげているんだよ」 「はぁ······っ、あ、ふっん······っ」 今までそのようなことをしてこなかったというのに。 これでもかと丁寧に解されていくうちに、興奮の波が揺らぎ、キュッと締めていた。 「ほら、そんなに締めてしまったら、葵の繊細で柔らかいナカを解せないでしょ」 「もっ······もう、いいから······ぁ、は、ん······ぅ、はやく······ぅ」 「もう······そんなに急かすほどじゃないのに······しょうがない子」 「···あ······っ」 締めつけていたナカから無理やり指を引き抜かれ、その反動で蜜が溢れた。 異物から解放された後孔はヒクヒクとし、早まっている息を吐いていた。 ぼうっと見つめた先で、碧人が纏っていた浴衣を脱いだ。 触れてしまいたいほどの引き締まった筋肉。それから何気なしに視線を下げた先に映った、雄々しい昂りにすぐさま釘付けになった。 「ふふ······そんなにも見つめて······恥ずかしいな」 見せつけるように、くびれに沿って撫でつける。 うっとりとし、興奮で息が荒くなった。 「はやくっ、早く挿入()れてっ!」 「そんなに急かすのなら、葵に滑りをよくしてもらおうか」 「ど、うい······──んぅっ!」

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