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47.※小スカ

──薄暗い部屋のほぼ中央。 堅牢な中で、天井から吊り下げられた男とも女とも思える姿をした者が、呻き声にも似た声を発して、身を捩っていた。 雁字搦めに身体を戒められた縄によって、そのようなことをしても、一切解けることはなかった。 しかし、こうとも考えられる。 その縛られた痛みが快感へと変わり、身を震わせているのではないかと。 現に、恍惚な表情を浮かべ、挙げ句、丸見えになるぐらい足を大きく開かされた興奮した証から放尿しているのだから。 全て垂れ流し、出し切ったとぶるりと震わせ、熱い吐息を吐いていると、唯一の出入り口の開かれる音が背後からした。 途端、吐く息の間隔が短くなる。 「葵。僕が来るまでおしっこを出しちゃダメって言ったじゃないか」 「あ⋯⋯ぁ、ごめん⋯⋯は、はぁぁんッ!」 そう言いながら、背後から腫れ上がった箇所を弄られ、悲鳴のような嬌声を上げた。 「トイレをする場所も教えたというのに。こんなにも畳を汚して、本当に葵は悪い子だね」 「はぁっ、んッ、ぼくぅ⋯⋯はぁ⋯⋯っ!わるい、こ⋯⋯っ、あぁッ! ごめん、なさ⋯⋯っ!」 「謝るのもいいけど、他に言うことがあるでしょ?」 執拗に責められ、快楽の方へ意識を向きかけたが、身体が反応する。 あのことを口にするのは、普通であれば嫌だと思うはず。 だが、兄好みに躾られた、およそ普通ではない葵人はそれをしてもらいために嬉々として言う。 「わるい⋯あっ、ん⋯っ、ぼく⋯⋯あぅ⋯⋯! おっ、しぃ、おき⋯⋯してぇ、くだ⋯⋯さいっ!」 途切れ途切れながらも、必死の思いで言われ続けた言葉を口にする。 すると、碧人は嬉しそうに笑った。 「躾のなってない悪い子の葵。いいよ、お仕置きを始めようか」 ありのままの姿にされていた葵人の臀部を、艶めかしく触れ、歓喜に震わす。 痛くて気持ちいいお仕置きが今日も始まる。

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