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第34話※
オスの本能のままに腰を振り始めると、ファングの肉の輪は拡がりきって、抽送するたび直腸粘膜が見え隠れする。
「あおっ、バルドのぶっといチンポ、出し入れされるたびカリが引っかかるのいいっ♡ グチャグチャに掻き回してくれっ♡」
迫力があったせいか小さくは見えなかったファングだが、こうして見下ろしているとやっぱり人間族で。
人間としては高身長でも、バルドよりは遥かに低くて、ともすれば壊してしまいそうな彼と、バルドは野生じみた性交をしている。こんなの人間の子作りと変わらない。
異種姦自体はそう珍しいものではなく、そういった意味でも後で騎士に殺される怪物の話はたまに聞いた。
人間族との間では子こそできないが、相手の尊厳を破壊する行為など許されない。因果応報だと思った。
ファングとは合意の上とはいえ、本気を出したらやはり犯し殺してしまいそうで。
それも、怖かった。自分が自分じゃなくなるような気がして、性欲しかない獣に成り下がってしまうような気がして、昂る中でもファングへの想いを押し込んでいた。
「ん、ん……♡ バルド、お前俺のことを気にして遠慮しているだろう。我慢は身体に良くないぞ……♡」
「ど、どうしてわかるの……?」
「男の勘……? サキュバスの催淫剤は子孫繁栄を目的としたものだから、決して相手を死なせることはない、俺は平気だ。だから目一杯感じさせてくれ♡」
「そういうことなら……」
バルドも初めての性的欲求には逆らえず、ファングの股を大きく開脚させたまま、ひょいっと持ち上げた。
あんなにも強いファングだったが、そこはオークの方が単純な力の差は歴然で、全く重さも感じない。向かい合ったファングはより深い挿入感によがり狂っている。
「あひいぃぃいいいんっ♡♡ この体位っ……すごい奥までくるぅ♡ オークとの生ハメセックスこんなにきもぢいなんてぇっ♡ バルドっ、一番奥まで突いてっ♡ 根元まで挿入るくらい淫乱騎士マンコ犯しまくって♡」
そうしてギュッと抱きついてくる。
抽送するたびにファングの熟れた勃起乳首やペニスが擦れる。腹の辺りに淫らな汁が塗り込まれる。
「んはァッ、乳首ぃいいっ♡ 動かされるたびに擦れるっ♡ チンポも興奮しまくりでスケベ汁溢れるんだっ♡ 自分でもっ、お、抑えが効かなくてぇ♡ すまない……バルドの身体っ、俺の愛液でベトベトにしてしまうっ♡」
「そんなの……気にしないで。ファングが……気持ちいいなら、バルドも、嬉しいっ」
ファングの希望通り、グググ……とさらに太い根元までペニスをねじり込ませていく。
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