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第8話 おとぎ話し
突然始まる3P?!
話に纏まりが無い。
ママ×慎一
あいら×慎一
「……っ…、……ッ、…、ン、…」
ギシ、ギシとマットレスが揺れ腰の括れを掴む大きな掌に背が弓なりへとしなる。
「……ハ…ッ、…んぁ…、ママ…っ、だめ。強くしちゃ…っ…ん、…!」
「慎一、駄目だよ…動かないで」
慣れた手つきで肩甲骨を滑る掌に慎一の痩身が波打つ。
「はぁ、ん…っ、は…痛い…、んんぅん…!」
枕に顔を押し付けては濡れた溜息を押し殺す。
「え、あ"…っ、……っく…いっ、いたぁっ、いたい、ママっ、いたいぃ…っん…!」
ママこと矢沢の整体に痛々しい悲鳴を上げ続ける慎一の姿に羽山が困惑の表情を浮かべる。つい数ヵ月前まではノンケにしか見えなかった慎一が痩身を震わせ、潤んだ瞳であられもない声を上げる姿はその気が無くても雄の欲求を刺激する。
元々肌理が細かい肌質だったが赤嶺と恋人となってからは更に艶が増す肌質へと変わった慎一は愛され慣れた身体を惜しげもなく曝け出す。
なだらかな背には歯形や鬱血の跡が浮かび、血行を促す為に揉み解した筋肉は誘惑でもするかの様に淫らな仕種を生む。
快楽に従順な慎一の体は些細な刺激にさえ反応しツンと硬く尖った乳首が赤く熟れ、存在を主張していた。
「あぁん…っ、や、ママ…や、…そこ…」
ガクガクと震える腰骨を指圧すれば敏感過ぎる体が盛大に跳ね上がる。上体を起こし潤んだ瞳で振り向く慎一の姿にいい人の皮を被った矢沢が苦い笑いを浮かべた。
「慎一、ママじゃなくて名前で呼んで」
「ぇ…っ?」
上気した肌もそのままに見上げる慎一の顎元を捕らえると矢沢は躊躇うこと無く唇を重ねた。
「んっ、ふ……ぁ、ん、や…ッ、ママ…んっ」
無理な体勢で唇を奪われ、慎一はろくな抵抗も出来ずに矢沢からの濃厚な口づけを受けていた。
目の前で慎一が乱れていく様子に羽山の鼓動が跳ね上がる。
男から与えられる愛撫に慣れた身体は淫らでいて美しく羽山の劣情を容赦無く刺激した。
「んん、ッ…!!」
不意に矢沢と濃厚な口付けを交わす慎一の胸元を羽山の濡れた舌が走る。赤く熟れた突起を舌先で味わってはきつく吸い付き指先で捏ね回す。
ビクビクと跳ね上がる痩身を矢沢の逞しい腕が支える。
「ん、やぁっ、あいら…っん…!」
甘く濡れた声音に羽山も良い子の仮面を脱ぎ捨てた。
つづく。
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